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【米国株動向】値頃に見える高配当株3銘柄

モトリーフール米国本社、2020924日投稿記事より

高い配当利回りは、ポートフォリオからインカムゲインを得たい投資家にとって重要です。

しかし、それは企業経営がうまくいっていないことを示す警報かもしれません。

投資対象として注目すべき高配当株は、まだ増配余地のある銘柄です。

それに当てはまり、なおかつ様々な理由で正当に評価されず、非常に割安な3銘柄を紹介します(配当利回り等は執筆時点)。

1. AT&T:ワイヤレスの巨人

最近ウォール街に敬遠されがちな通信業界で、AT&T(NYSE:T)はタイム・ワーナー買収でつまずき、傘下のHBOマックスも配信サービスの開始から苦戦を強いられています。

とはいえ、中核はワイヤレス事業であり、第2四半期(4~6月)の売上高410億ドルのうち171億ドルをこの部門で上げています。

今年から来年にかけて5G通信の利用が進むにつれ、消費者の携帯端末買い換えと新サービスへのアップグレードが進み、事業は伸びていく見込みです。

娯楽およびタイム・ワーナーなどのセグメントは映画館の閉鎖などコロナ禍の影響で大打撃を受けましたが、いずれ復調する見込みです。

高配当ながら、数百億円の純利益を毎年計上しており、原資は十分と言えるでしょう。

苦戦している部門でも、HBOはコンテンツの質が高く、HBOマックスはストリーミング配信サービスとして長期的競争力を保つとみられています。

ワイヤレス事業の安定性と7.3%の配当利回りは魅力的で、注目すべき銘柄です。

2. MGMグロース・プロパティーズ:REITでギャンブル

2020年の不動産投資信託(REIT)相場は極めて不透明で、特にコロナ禍の影響が大きいホテル・娯楽関連のREITは懸念を強めています。

MGMグロース・プロパティーズ(NYSE:MGP)はカジノ運営会社のMGMリゾーツ(NYSE:MGM)から賃料収入を得ており、苦難の中にあると考えられがちです。

しかし、カジノ業はこの数カ月、予想に反してよく持ちこたえています。

7月、ラスベガス・ストリップのカジノの合計売上高は、前年同月比で39%減にとどまり、ホテルの稼働率も40%を超えました。

営業を再開した店舗数や来客数も少しずつ増え続けており、MGMグロース・プロパティーズへの賃料の流れが止まることはなさそうです。

配当利回りは7%で、REITとしても高くなっていますが、カジノ業は市場の想定より安定しているみられるため、買いを検討する価値は十分にあると思われます。

3. ブルックフィールド・リニューアブル・パートナーズ:再生可能エネルギー関連で高配当

エネルギーで成長性が最も高いセグメントは再生可能エネルギーですが、風力発電や太陽光発電はその性質上、多額の初期投資を必要とします。

その一方で、公益会社と10~20年の長期契約を結んで電力を販売するのが一般的です。

つまり、ブルックフィールド・リニューアブル・パートナーズ(NYSE:BEP)のような企業は、長期債を買うのと同様なで投資を回収しています。

同社について特筆すべきは、他社の買収に頼らず業績を伸ばしている点です。

事業で得た余剰キャッシュを元に新規プロジェクトを購入することによって、毎年5~9%の配当増を目指しています。

実際、10年以上にわたり、配当は徐々に増え続けています。

4.3%の配当利回りは、そこまで高くは見えないかもしれませんが、今後の増配を見込めば超高配当銘柄に化ける可能性は十分にあります。

上記の3銘柄は高配当というだけでなく、それを裏付ける事業があることが強みであり、さらなる増配が長期的に期待できる点が魅力と言えるでしょう。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Travis Hoiumは、AT&T株を保有しています。モトリーフール米国本社は、記事で言及されている株式を保有していません。
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