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【米国高配当銘柄】公益事業セクターの高配当銘柄3選

米国株の魅力のひとつは配当利回りの高さであり、配当利回りが高く、安定した配当実績を残すことができている銘柄に対して投資することは、ポートフォリオをより安定的にすることでしょう。

さらに安定した配当インカムを獲得するだけにとどまらず、株価の上昇という要素までも併せ持つ銘柄に投資することができれば、配当による収入だけでなく、株価の成長によっても利益を得ることができます。

高い配当利回りを持つ銘柄は多く存在しており、公益事業セクターもその例外ではありません。

公益事業セクターは、電力・水道・ガスなどインフラ系の安定性を強みとして持つセクターです。

人々の生活には欠かせないビジネスですので、低いリスクで株式を運用することができます。

また公益事業セクターの企業には、エネルギー事業を営む企業も含まれています。

エネルギーセクターは通常石油関連企業が含まれ、再生可能エネルギーなどの企業は含まれないこともあります。

エネルギーセクターの企業はコロナ禍において厳しい状況であるものの、同事業に興味を持つ投資家は多いと思います。

公益事業セクターの企業には、再生可能エネルギーを事業領域として持つ企業も多いため、エネルギー事業には興味があり投資をしたいものの、リターンやリスクを考慮すると石油関連銘柄に投資したくはないという方にも、公益事業セクターの企業はオススメできます。

本記事ではそんな公益事業セクターの高配当銘柄を3つほど紹介していきます。

コンソリデーテッド・エジソン

企業概要

コンソリデーテッド・エジソン(NYSE:ED)はアメリカに本社を置き、エネルギー事業を展開する会社です。

ニューヨーク州ニューヨーク市とウェストチェスター群で電力・ガス・蒸気を供給しています。

「コン・エド」の愛称で親しまれていることで有名です。

多くのエネルギーセクターの企業が減配などを行っているほか、配当性向が100%を超え、今後の配当維持及び増配が難しくなっている状況にある一方、エネルギー事業を営む同社の配当性向は、ここ10年60-70%を維持しており、今後も増配を行っていく余力は残されていると言え、オススメできる高配当銘柄となっております。

コンソリデーテッド・エジソン社の株価の推移、配当実績、業績などについて見ていきます。

株価等のデータ

同社株価は上場以来上昇を続けており、コロナショック直前における同社株価は95ドル弱となっていました。

コロナショックなどの影響によって同社株価は一時65ドル前後まで下落し、その後一時的に90ドル前後まで回復したものの、その後は低迷が続いています。

5月以降は70ドル台で推移しており、執筆時時点における同社株価は74ドル前後となっていました。

コンソリデーテッド・エジソン社はS&P500の構成銘柄のひとつとなっており、執筆時時点における同社株価の時価総額は249億ドルとなっています。

配当実績

続いてコンソリデーテッド・エジソンの配当実績について見ていきます。

日付は権利落ち日を記しています。

  • 2020/08/18…配当:0.765ドル(配当利回り:4.21%)
  • 2020/05/12…配当:0.765ドル(配当利回り:4.28%)
  • 2020/02/18…配当:0.765ドル(配当利回り:3.52%)
  • 2019/11/12…配当:0.74ドル(配当利回り:3.33%)
  • 2019/08/13…配当:0.74ドル(配当利回り:3.26%)

配当利回りは3%台となっていましたが、コロナショックによる株価の大幅な下落などもあり、直近の配当利回りは4%台となっています。

同社の連続増配年数は2020年の増配によって45年となっており、非常に安定感のある配当実績を残すことができています。

また配当性向もここ10年は60-70%を維持することができており、増配余力が多く残されていると言えるでしょう。

配当性向や45年という連続増配年数を加味すると、コロナ禍という特殊な状況下においても、安定した配当実績を今後も残していけることが期待できます。

業績

コンソリデーテッド・エジソン社が発表した、2020年第2四半期決算について見ていきます。

同決算の概要は以下の通りです。

  • 売上高…27.19億ドル(前年同期比0.9%減)
  • 営業利益…4.79億ドル(前年同期比4.6%増)
  • 純利益…2.02億ドル(前年同期比12.8%増)
  • 希薄化後一株当たり純利益…0.57ドル(前年同期比23.9%増)

売上高は前年同期から0.9%減少した27.19億ドルとなっているものの、純利益は前年同期から12.8%増加した2.02億ドルとなっており、減収増益となっていました。

同社のビジネスモデルの都合上、四半期ごとの売上高にばらつきはあるものの、年単位で見た際の売上高は非常に安定しています。

まとめ

コンソリデーテッド・エジソンは、非常に安定した収益や増配余力が多く残されていることを示す配当性向が特徴の銘柄となっています。

コロナショックによって株価が低迷しているものの、業績自体は堅調な推移を続けており、割安感のある銘柄であると言えます。

ブルックフィールド・リニューアブル・エナジー・パートナーズ

企業概要

ブルックフィールド・リニューアブル・エナジー・パートナーズ(NYSE:BEP)は、水力発電、風力発電、太陽光発電、エネルギー貯蔵事業などを展開する世界最大の再生可能エネルギー企業です。

同社は100年以上発電事業を営んでおり、世界全体では北米やブラジル、コロンビア、ヨーロッパにまで事業を展開しています。

昨今注目を集めている再生可能エネルギーを事業領域として持つ、ブルックフィールド・リニューアブル・エナジー・パートナーズ社の株価の推移、配当実績、業績などについて見ていきます。

株価等のデータ

同社の株価は20-30ドルのレンジで横ばいの推移をしていましたが、2019年以降大きく上昇しています。

コロナショック直前における同社株価は45ドル前後となっていましたが、コロナショックの影響などにより、同社株価は一時25ドル前後まで下落しました。

その後同社株価は順調に回復しており、7月にはコロナショック直前の水準まで株価を戻しています。

その後は横ばいでの推移をしており、コロナショック直前の高値を大きく超えられていない状況にあります。

今後さらなる好材料の出現や経済状況の回復などが発生すれば同社株価は大きく続伸する可能性があると言えるのではないでしょうか。

執筆時時点での同社時価総額は83.76億ドルとなっています。

配当実績

続いてブルックフィールド・リニューアブル・エナジー・パートナーズ社の配当実績について見ていきます。

日付は権利落ち日を記しています。

  • 2020/08/28…配当:0.434ドル(配当利回り:3.85%)
  • 2020/05/28…配当:0.543ドル(配当利回り:6.95%)
  • 2020/02/27…配当:1.085ドル(配当利回り:6.52%)
  • 2019/11/27…配当:0.515ドル(配当利回り:5.62%)
  • 2019/08/29…配当:0.515ドル(配当利回り:6.82%)

同社の増配は不定期であるほか、直近の配当では減配を行っています。

減配を行っているとはいえ、同社の配当利回りは4%近くもあり、十分高水準な利回りであると言えるでしょう。

同社が段階的に減配を行ったことはないため、今後すぐに減配を行う可能性は低く、今後はより高い配当利回りでの運用ができるようになっていくと言えるのではないでしょうか。

業績

ブルックフィールド・リニューアブル・エナジー・パートナーズ社が発表した2020年第2四半期決算について見ていきます。

同決算の概要は以下の通りです。

  • 売上高…6.51億ドル(前年同期比17.3%減)
  • 純利益…0.11億ドル(前年同期比90.0%減)
  • 希薄化後一株当たりの純損益…△0.14ドル(前年同期比0.19ドル減)

売上高は前年同期から17.3%の減少にとどまっているものの、希薄化後EPSは前年同期から0.19ドル減少し、0.14ドルの赤字となっています。

まとめ

ブルックフィールド・リニューアブル・エナジー・パートナーズ社は、世界最大のエネルギー企業です。

直近の配当では減配を行っているものの、それでも配当利回りは4%前後であり、高い水準を維持しています。

クリーンエネルギーは今後さらに需要が高まっていくと考えられており、企業としての成長も十分期待できると言えるでしょう。

高配当銘柄にはタバコ関連銘柄や石油関連銘柄が多く存在していますが、今後さらなる拡大が見込みにくいそれらの事業を取り扱う企業よりも、将来性がある同社に投資した方が、長期的な目線で見た際により大きなリターンを得られる可能性があると言えるでしょう。

配当にはやや不安定さがあるものの、今後に期待ができる銘柄であると言えます。

デューク・エナジー

企業概要

デューク・エナジー(NYSE:DUK)はアメリカに本社を置く、大手電力・エネルギー企業です。

同社が展開する事業として、電力インフラ事業、ガスインフラ事業、再生可能エネルギー事業などが挙げられ、電力インフラ事業は売上高の90%ほどを占めており、同社の主力事業となっています。

発電所は主に米国中西部にあり、電力・ガス部門ともにノースカロライナ、サウスカロライナ、オハイオ、インディアナ、ケンタッキー等の各州で電力事業を行っています。

今後の大きな成長は見込みにくいですが、非常に底堅い推移をし、堅実な配当実績を誇っている銘柄であり、ポートフォリオに加えることにより、ポートフォリオ全体に安定感をもたらしてくれる銘柄です。

株価等のデータ

同社の株価は2003年以降上昇を続けており、コロナショック直前における同社株価は100ドル前後となっていました。

しかしながらコロナショックなどの影響により、同社株価は一時65ドル前後まで下落していました。

その後同社株価は90ドル前後まで上昇したものの、90ドルからさらに続伸することはできず、80-90ドルのレンジで横ばいの推移をしています。

執筆時時点での株価は83ドル前後となっています。

デューク・エナジーはS&P500の構成銘柄のひとつとなっており、執筆時時点での同社時価総額は612億ドルとなっています。

配当実績

続いてデューク・エナジー社の配当実績について見ていきます。

日付は権利落ち日を記しています。

  • 2020/08/13…配当:0.965ドル(配当利回り:4.55%)
  • 2020/05/14…配当:0.945ドル(配当利回り:4.61%)
  • 2019/11/14…配当:0.945ドル(配当利回り:4.18%)
  • 2019/08/15…配当:0.945ドル(配当利回り:3.93%)
  • 2019/05/16…配当:0.9275ドル(配当利回り:4.12%)

同社の配当利回りは4%台であり、高水準な配当利回り実績を残していると言えるでしょう。

コロナ禍にありながらも、増配を行っている点も非常に魅力的であると言えます。

また連続増配年数は13年であり、増配年数は心もとない点が懸念点です。

業績

デューク・エナジーの2020年第2四半期決算について見ていきます。

同決算の概要は以下の通りです。

  • 売上高…54.21億ドル(前年同期比7.7%減)
  • 営業利益…11.77億ドル(前年同期比9.3%減)
  • 純利益…△8.17億ドル(前年同期比16.37億ドル減)
  • 希薄化後EPS…△1.13ドル(前年同期比2.25ドル減)

売上高は前年同期から7.7%減少しており、純利益は8.17億ドルの赤字となっています。

ただし調整後EPSは1.08ドルとなっており、これは市場の事前予想を上回る業績となっていました。

まとめ

デューク・エナジーは米国の大手電力会社であり、堅調な業績と高配当が魅力の銘柄です。

M&Aなどによって売上高を拡大してきた企業であり、急成長は見込めないものの、底堅い業績や配当でポートフォリオに安定感をもたらしてくれる銘柄になることでしょう。

株価が低迷している現在は一つの買い時であると言えるのではないでしょうか。

参考元:

CON EDISON REPORTS 2020 SECOND QUARTER EARNINGS Form 10-Q

BROOKFIELD RENEWABLE ANNOUNCES STRONG SECOND QUARTER RESULTS

Duke Energy reports second quarter 2020 financial results

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