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【米国個別株動向】エヌビディアの復活は3つの新製品にかかっている

-エヌビディアの2018年はひどいものでしたが、2019年ははるかに良いように見える-

モトリーフール米国本社、2019年1月23日投稿記事より

エヌビディア(ティッカー:NVDA)の投資家は、2018年に大きなダメージを受けました。

昨年、株価は31%も下落したのです。

しかし、過去3年間で、同社の株価はなんと450%も上昇しています。

この記事の執筆時点で、同社の株価はおよそ150ドルです。

そして、PERは20倍です。

問題は、エヌビディアのフォワードPERも20倍だということです。

つまり、来年中に同社が大幅に利益を伸ばすということを、市場は懐疑的に見ています。

【米国個別株動向】エヌビディアの短期的な懸念点と長期的な収益機会

仮想通貨市場崩壊の影響

エヌビディアは、中国経済の深刻な減速や米中貿易戦争によるクラウド投資の減速など、すべての半導体企業を悩ませている逆風に苦しんでいます。

同社はまた、仮想通貨バブル破綻の影響にも苦しんでいます。

仮想通貨は2017年12月にピークに達し、その後1年間で急落しました。

エヌビディアのグラフィックスカードは仮想通貨マイニングで使用されていました。

アナリストとの最近の電話会議で、同社は第4四半期の売上高と利益が、前年同期比で減少することを発表しました。

同社は、余分な在庫を処分するために、古い世代のパスカルゲーミングカード(以下「パスカル」)は今後生産しないと述べました。

パスカルの生産停止により、エヌビディアは約6億ドルの売上減少になるでしょう。

これは、前四半期に報告された同社の31億8000万ドルの売上の約20%に該当します。

逆境における大きなチャンス

この短期的な問題にもかかわらず、エヌビディアには刺激的な将来が待っています。

パスカルの代わりに、同社は2018年末にかけて業界をリードする機能を備えた新しいチップを発表しました。

これらの新しいチップは今四半期のパスカルの大きなマイナスを補うものではありませんが、数年先には大きな収益の柱になるでしょう。

創設者兼CEOのジェン・スン・フアンは、特に3つの革新を挙げました。

RAPIDS

RAPIDSは、機械学習とビッグデータのための高速プラットフォームです。

機械学習は現在、オープンソースのApacheソフトウェアコミュニティで主に行われています。

エヌビディアのGPU用の新しいRAPIDSプラットフォームは、ビッグデータトレーニングが行われる速度を大幅に上げることができます。

フアンCEOは、RAPIDSはデータ集約型のトレーニングワークロードの速度を飛躍的に向上させると考えています。

Turing T4 Cloud GPU

9月に、エヌビディアは人工知能に関するTuring T4 GPUチップを発表しました。

AIが訓練されると、それは推論をもとに新しい情報を理解し解釈します。

同社は、新しいT4 GPUはパスカルよりも12倍電力効率がよく、36倍高速だと主張しています。

11月、同社はTuringが史上最速のサーバーGPUを採用したと述べ、T4はすでにAlphabet(ティッカー:GOOG)のGoogle Cloud Platformを含む57のサーバープラットフォームに搭載されていると述べました。

Alphabetは、TensorFlowと呼ばれる自社製AIチップを開発していますので、これは興味深い事実といえます。

Turing RTX

2018年9月、エヌビディアは高度なレンダリング機能を備えたTuring RTXゲーミングGPUもリリースしました。

レンダリングとは、コード化されたデータをビデオに変換するプロセスであり、これは非常に計算負荷の高いなシステムです。

RTXはレンダリング機能を備えた最初のGPUです。フアンCEOによると、Turing RTXは、4分の1のコスト、1/10のスペース、11分の1のパワーで、CPUと同等のレンダリングを実現できます。

エヌビディアの未来は明るい

しばらくはエヌビディアにとって厳しい時期が続くかもしれません。

それは、古いパスカル製品の在庫問題が原因です。

一方、同社のCUDAプラットフォームにおける競争上の優位性は依然として損なわれておらず、RAPIDS、Turing T4 GPU、Turing RTXの新製品リリースにより更なる跳躍が期待されます。

やがて、これらの技術革新はレガシー製品を追い越すはずであり、同社は再び成長し始めるでしょう。


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