The Motley Fool

ウォーレン・バフェットの真似をすべきではない3つの理由

モトリーフール米国本社、2020年8月31日投稿記事より

ウォーレン・バフェットは、史上最高の投資家の1人とされています。

そして、彼のバリュー志向の哲学を共有し、長期投資で成功する投資家は数多くいます。

バフェットは投資で大きな成功を収めていますが、真似をすべきでない点もあります。

バフェットと読者の状況は大きく異なるため、バフェットのどの点に従うと危険かを理解しておくことが重要になります。

1.バフェットは1つの会社に投資しています

バフェットの保有資産は824億ドルほどです。

そして、彼の資産のほぼすべてはバークシャー・ハサウェイ(NYSE:BRK.A)(NYSE:BRK.B)の株式です。

すべての資金を1つの会社に投資しているのです。

これは、非常に危険なことだといえます。

昔、世界で最大かつ最も尊敬されていた監査法人であるアーサー・アンダーソンを例に考えてみましょう。

アーサー・アンダーソンには90年近くの歴史があり、約28,000人の従業員が働いていました。

しかし、同社はたった一つのスキャンダルによってビジネスが崩壊し、破産しました。

一つの失敗がいきなり倒産につながることがあります。

すべての資金を1社だけに投資するというのは、非常に危険です。

2.自分が経営する会社にすべての資金を投資しないこと

バフェットの資金がほぼ1社の株式に投資されているという事実よりもさらに恐ろしいのは、それがバフェットの経営している会社と同じだということです。

2019年には、米国で22,700を超える企業が破産申請しています。

これは新型コロナウイルスが発生する前の話です。2020年はまだわかりませんが、多くの企業が新型コロナウイルスの影響に苦しんでおり、倒産申請は年初から大幅に増加しています。

バフェットの場合、バークシャー・ハサウェイのCEOであり、同社を投資信託のように運用しています。

同社は保険、鉄道、バッテリー会社、家具や靴の事業、キャンディー会社、レストランチェーン、電力事業、その他多数の事業を行っています

自分で幅広いビジネスを行っている場合、バフェットの手法を真似してもいいでしょう。

しかし、そうでない場合は、自分が勤めている会社に全ての資金を投資すべきではないでしょう。

3.老後にすべての資産を株式に投資しないこと

バフェットは、精神的および肉体的に可能な限り働き続けたいと思っています。

彼は、肉体的な労力を必要としない仕事をしていることから、これが可能になります。

しかし、一般の人は90歳以上で給与を稼ぐことは難しく、その年齢で100%株式に投資しているのは非常に危険です。

バフェットも遺言で、自らが残した資産の10%は債券に投資するように妻に指示しています。

今日のように低金利な状況にあっても、株式だけに投資するのは危険です。

株式は時間とともに富を構築するための素晴らしい方法ですが、短期的に必要とする現金を生み出す方法としては適していません。

株式市場は短期的には大きく変動するため、即時に現金を確保するにはリスクが大きすぎます。

現実的には、退職資金を構築するための手段と認識すべきでしょう。

生活費を賄うために株式市場が暴落しているときに株式を売却することは避けたいものです。

それを避けるには、債券や現金などのボラティリティの低い資産を保有しておく必要があります。

バフェットが話しているように、数十年後のためにお金を株式に投資することは正しい考えです。

しかし、今後数年で必要になるお金は株式に投資してはいけません。

さまざまな生活環境を考慮しましょう

上記で述べたように、バフェットの投資戦略を全て真似すべきではありません。

しかし、彼の全体的なアプローチは勉強になります。

投資を検討する際は、このことを念頭に置き、バフェットのバリュー志向の手法を参考に退職後の資金を構築すべきです。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Chuck Salettaは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、バークシャー・ハサウェイ(B株)を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、ドミニオン株を推奨しています。モトリーフール米国本社は、バークシャー・ハサウェイ(B株)のオプションを保有しています(2021年1月の200ドルのロング・コール、2021年1月の200ドルのショート・プット、2020年9月の200ドルのショート・コール)。

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