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【米国株動向】勢いが止まらない注目の4銘柄

モトリーフール米国本社、2020914日投稿記事より

2020年9月半ばまでの6カ月余りの間に、株式市場は史上まれに見る乱高下を経験しました。

S&P500指数は5週間もしない間に時価総額が34%減少し、その後の5カ月で下落分以上を取り戻し、投資家は短期的な市場の動きを予測することの無益さを思い知らされました。

一方で、長期投資家にとって今年は優良銘柄を割安で買う絶好の機会となっており、さらに直近1週間ほどの間にボラティリティが再び高まっていることでチャンスが再来しています。

以下では長期的視点で大きなリターンが期待できる、勢いのある4銘柄を紹介します。

アルファベット

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)を受けて企業が広告支出を削減した影響で、グーグルやユーチューブの親会社であるアルファベット(NASDAQ:GOOG)(NASDAQ:GOOGL)の第2四半期は上場以来初の減収となりました。

しかし、心配には及びません。オンライン検索のうち、グーグルは安定的に92~93%のシェアを確保しており、広告出稿といえば真っ先に考えられるのがグーグルであり、景気拡大期には価格決定力も絶大です。

クラウド部門(グーグル・クラウド)も急速に成長しており、実のところ、クラウド契約料金は広告料を大幅に上回る利益率を享受しています。

グーグル・クラウドの第2四半期売上高は30億ドルを上回り、総売上高の約8%を占め、今後の同社の営業キャッシュフローの増加の要になるとみられます。

フェイスブック

フェイスブック(NASDAQ:FB)は、言わずと知れたソーシャルメディア界で最も勢いのある企業ですが、アルファベット以上に広告収入が大きな比重を占めており、ウイルスの感染拡大や、同社のヘイトスピーチ対策をめぐる疑念から業績への影響が懸念されます。

ところが、米国の第2四半期GDP成長率が過去最大の落ち込みとなる中、同期間のフェイスブックは前年同期比11%の増収となりました。

6月30日時点の月間アクティブユーザー数は、フェイスブックが27億人、グループのインスタグラムやワッツアップを含めると31億4,000万人に上り、広告を出稿する側としては、これほど多くの人に訴求できる媒体は他に考えられません。

しかも、現在の売上高のほとんどはフェイスブックとインスタグラムの広告収入によるもので、今後、メッセンジャーやワッツアップといった他のプラットフォームの収益化や、フェイスブック・ペイをはじめとする新サービスの展開がすすめば、売上高はさらなる増加が期待されます。

【米国株動向】アルファベットとフェイスブックのどちらに注目か

テラドック・ヘルス

テラドック・ヘルス(NYSE:TDOC)は個別化医療と遠隔医療の分野で最先端を行く企業です。

同社の事業はパンデミックのはるか以前から注目されていましたが、ウイルスをきっかけにバーチャル診療の重要性が一気に高まり、売上高は2013年の2,000万ドルから、2020年には10億ドルに達する見通しで、2023年には20億ドルを上回ると予想されます。

遠隔医療は、医師にとっては時間的制約が軽減され、患者にとっては利便性があり、保険会社にとっては通院よりも保険金が安く済むという、誰にとってもメリットのある仕組みです。

第2四半期の診療件数は280万件でしたが、これはほんの序の口です。

同社はまた、慢性疾患を抱える患者から膨大な健康データを集め、人工知能を活用して生活習慣アドバイスを提供するリボンゴ・ヘルス(NASDAQ:LVGO)の買収を予定しています。

リボンゴに登録する糖尿病患者の数は前年同期比で2倍に増加しており、両社が一緒になれば医療業界の急成長企業になるはずです。

【米国株動向】テラドック・ヘルス株に注目すべきか

ビザ

ビザ(NYSE:V)がアンダーパフォームすることは極めてまれで、もしそうした瞬間があれば、またとないチャンスかもしれません。

米国の失業率が1930年代以来の高水準となった影響で、ビザの2020年の総取扱高は2009年以来となる前年割れとなる見通しですが、同社の不調がいつまでも続くわけはありません。

同社の業績は米国や世界の経済成長と一蓮托生の関係にあり、景気循環において後退期は避けられないものですが、拡大期は後退期と比べて期間が長く持続する傾向があります。

また、ビザは決済処理に特化しており、貸し出しを行っていないため、景気後退期には延滞のリスクと無縁であり、同社の粗利益率はほぼ一貫して50%以上を維持しています。

米国のクレジットカード市場における市場シェア(金額ベース)は断トツの第1位であり、第2位の2倍以上のシェアを握る絶対王者です。

【米国株決算】ビザの最新決算情報と今後の株価の推移

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。アルファベットのエグゼクティブであるSuzanne Freyは、モトリーフール社の取締役会メンバーです。Randi Zuckerbergは、フェイスブックのマーケティング開発部の元ディレクターおよび元スポークスウーマンであり、マーク・ザッカーバーグCEOの姉です。Randiはモトリーフール社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Sean Williamsは、フェイスブック株、リボンゴ・ヘルス株を保有しています。モトリーフール米国本社は、アルファベット(A株)、アルファベット(C株)、リボンゴ・ヘルス株、フェイスブック株、テラドック・ヘルス株、ビザ株を保有し、推奨しています。
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