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ビル・ゲイツ以降のマイクロソフトのCEOはどういった功績を残したのか

-マイクロソフトはその歴史において3人のCEOによって経営されてきた。-

モトリーフール米国本社、2019年1月19日投稿記事より

2019年1月にビル・ゲイツがマイクロソフト(ティッカー:MSFT)のCEOを辞任してから19周年を迎えます。

2008年までに、ゲイツは自分の時間をもっと慈善活動に費やすためにマイクロソフトの日常業務から離れ、2014年には取締役会長も辞任しました。

その20年近くの間、マイクロソフトは2人のCEO、スティーブ・バルマーとサティア・ナデラによって支えられてきました。

これら2人のリーダーが、レドモンドに本拠を置くマイクロソフトという巨人をどのように動かしてきたのでしょうか。

スティーブ・バルマー:2000年-2014年

バルマーは、ハーバード大学でゲイツと知り合いました。

ゲイツはマイクロソフトを始めるためにハーバードを自主退学しました。

ゲイツとは異なり、バルマーはハーバード大学を卒業し、その後マイクロソフトに入社します。

何年にもわたってマイクロソフトで仕事をした後、ゲイツはバルマーを後継者として指名しました。

しかし、バルマーの指導者としての評価は賛否両論です。

バルマーは、ドットコムバブルがピークを迎え、バブルが弾けようとしている最中にCEOになりました。

彼の在職中、マイクロソフトの株価は下落しました。

彼がCEOだった14年間で、株価は9%も下落したのです。

ただし、それはタイミングが悪かった面が大きいといえます。

多くの株主は、2000年から2010年をマイクロソフトの「失われた10年」と定義していますが、業績をみると、バルマーの下で売上と利益の両方が急上昇しました。

このような増益を背景に、同社の四半期配当の継続を助けました。

バルマーが完璧だったというわけではありません。

彼は、アップルのスマートフォンへの進出を軽く見たことは大きな誤りとして指摘されています。

「iPhoneが大きな市場シェアを獲得する可能性はない」とバルマー氏は2007年に述べました。

バルマーはまた、SaaS(必要な機能を必要な分だけサービスとして利用できるようにしたソフトウェアのこと)の収益モデルを受け入れるのにも時間がかかりました。

SaaSモデルは60年代から登場しており、クラウドコンピューティングと並んで、ユーザーにとって魅力的な価値を提供しています。

Salesforce.comは、現代のSaaS企業のパイオニアとして広く知られており、SaaSモデルを使用してゼロから構築された最初の企業です。

マイクロソフトは、2011年にサブスクリプション製品としてOffice 365を発売しました。

同社は不安を抱きながらも、SaaSモデルに移行しました。

驚くべきことに、2011年第3四半期末の時点で、同社は1億9000万人近くのOffice 365ユーザーを獲得することに成功しました。

それでも、ValueActやGreenlight Capitalのようなアクティビスト投資家からの圧力は高まり続け、同社の取締役会は最終的にはCEOの交代が不可欠だと判断しました。

バルマーは2013年8月に退職すると発表し、ナデラが後任のCEOに任命されました。

サティア・ナデラ:2014年-現在

マイクロソフトの取締役会は、次期CEOとして部外者を選びませんでした。

当時はクラウドとエンタープライズの運用を長年主導してきた社内幹部のサティア・ナデラを選びました。

ナデラは20年以上前からこの会社に勤務しており、ナデラの経歴が、同社をクラウドベースの未来へと導いてくれると取締役会は考えました。

ナデラの下で、同社はこれまでにないようなクロスプラットフォーム戦略を採用しました。

彼は、スマートフォン分野での同社の弱点を認識し、iOSやAndroidなどの第三者のプラットフォームに対応したビジネスの拡大へと焦点を移しました。

このアプローチにより、マイクロソフトは、従来のコアセグメント、急成長中のクラウドインフラストラクチャ事業、拡大し続ける他社製のSurfaceハードウェアなどにより、過去最高の利益を達成することができました。

これまでのところ、ナデラのリーダーシップの下、株価は3倍以上に上昇しました。

マイクロソフトの将来に対するナデラの一貫したビジョンが、顧客と投資家の両方に利益をもたらしているのは明らかです。

ナデラは51歳ですが、同社をリードし続けるために何十年も先を見越しており、今後何年にもわたって素晴らしい経営と投資家へのリターンをもたらすことが期待されています。


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