The Motley Fool

【米国高配当銘柄】通信サービスセクターの高配当銘柄3選

米国株が持つ大きな魅力のひとつは、配当利回りの高さです。

定期的に配当による収益を得ることで、ポートフォリオに安定感を持たせることができます。

米国株には様々なセクターがあり、本記事では通信サービスセクターに焦点を当てていきます。

通信サービスセクターは5Gの商用利用で新たなステージに突入してきていると言えるでしょう。

5Gでは現在の無線ネットワークが提供するスピードよりも、はるかに速いデータのアップロード及びダウンロードを実現することができます。

5Gにより、製造業でのさらなる自動化や自動運転など、様々な分野でのさらなる革新を実現することができるでしょう。

本記事では通信サービスセクターにおける高配当銘柄としてAT&T(NYSE:T)、ベライゾン・コミュニケーションズ(NYSE:VZ)、BCE(NYSE:BCE)の3つを紹介していきます。

AT&Tについて

AT&Tはアメリカに本社を置く、大手通信業持株会社です。

主に携帯電話事業を展開しており、子会社であるAT&Tモビリティを通じて、アメリカ内の企業や個人に長距離携帯電話及びローミングサービスを提供しています。

またインターネット接続、専用回線、DSL、ブロードバンド、ウェブホスティングなどのサービスを提供しています。

同業他社と比較しても企業として安定しており、高い配当利回りを誇っている企業です。

そのため、米国株の投資対象として取り上げられることの多い銘柄となっています。

AT&Tの株価等のデータ

続いてAT&Tの株価等のデータについて見ていきます。

2000年頃の株価の高騰を除けば、同社の株価は緩やかに上昇しており、コロナショック直前における同社株価は40ドル弱となっていました。

コロナショックの影響もあり、同社の株価は10ドルほど低下し、28ドル前後まで下落しました。

その後も同社株価の回復は見られず、執筆時時点における同社株価の終値は29.51ドルとなっています。

5Gの活用による将来性なども鑑みると、同社の株価には割安感があると言えるでしょう。

AT&TはS&P500の構成銘柄のひとつとなっており、執筆時時点での同社時価総額は2,103億ドルとなっています。

AT&Tの配当実績

続いてAT&Tの配当実績について見ていきます。

日付は権利落ち日を記しています。

  • 2020/07/09…配当:0.52ドル(配当利回り:7.07%)
  • 2020/04/08…配当:0.52ドル(配当利回り:7.00%)
  • 2020/01/09…配当:0.52ドル(配当利回り:7.32%)
  • 2019/10/09…配当:0.51ドル(配当利回り:5.32%)
  • 2019/07/09…配当:0.51ドル(配当利回り:5.46%)

直近の配当利回りは7.07%となっており、米国銘柄の中でも非常に高い配当利回りを誇っていると言えるでしょう。

同社の連続増配年数は36年となっており、非常に安定した配当を行っています。

これほど長い間増配を行い続けていることができている企業は米国企業とは言えそれほど多くなく、AT&Tは非常に優れた配当実績を持つ銘柄です。

年間の増配金額は0.04ドルであり、四半期ごとに0.01ドルずつの増配になります。

過去10年間を見てもこの増配金額が続いていますので、今後もこの増配金額が継続していくものと思われます。

AT&Tの業績

続いてAT&Tの業績について見ていきます。

同社の直近の業績である2020年第2四半期決算の概要は以下の通りです。

  • 売上高…409.50億ドル(前年同期比8.9%減)
  • 営業利益…35.32億ドル(前年同期比52.9%減)
  • 純利益…12.29億ドル(前年同期比66.9%減)
  • 希薄化後EPS…0.17ドル(前年同期比66.7%減)

売上高は前年同期から8.9%減少した409.50億ドルとなっており、純利益は66.9%減少した12.29億ドルとなっていました。

新型コロナウイルス感染症の影響もあり、同社の業績は低迷しています。

またフリーキャッシュフローは75.93億ドルとなっており、前年同期から13.8%減少していました。

コロナ禍ではあるものの、フリーキャッシュフローは安定していると言えるでしょう。

今後は映画館の営業再開やスポーツ放送に関連した広告収入などによる業績の回復が期待できると言えるでしょう。

長期的な業績を見ても売上高は右肩上がりであり、非常に安定しています。

AT&Tのまとめ

AT&Tは米国における大手通信業者であり、日本でいうところのNTTドコモやauなどに相当する企業であると言えるでしょう。

配当利回りも非常に高く、業績はコロナショックの影響により低迷しているものの、キャッシュフローなどは健在であると言えるでしょう。

しかしながら株価はコロナショック後から回復しておらず、株価は割安感も出てきています。

高配当銘柄は株価が低迷しているときに購入するのが定石であり、同社は現在がひとつの買い時であると言えるのではないでしょうか。

ベライゾン・コミュニケーションズについて

ベライゾン・コミュニケーションズはアメリカに本社を置く、大手電気通信事業者です。

同社は米国で1億人以上の加入者を持つアメリカ最大の携帯事業者であるベライゾン・ワイヤレスを傘下に擁しています。

また、固定通信事業では米国内消費者向けにインターネット・音声・データ通信と、世界150ヵ国においてフォーチュン1000の99%を占める企業顧客と政府機関向けにグローバルネットワーク・セキュリティ・クラウドサービスを提供しています。

ネットワーク事業では世界最大級のIPネットワークを保有しています。

そのほかにもセキュリティ事業や、200以上のデータセンターを保有するクラウド事業を展開しています。

また2018年に世界初の商用5Gサービスを開始しています。

ベライゾン・コミュニケーションズの株価等のデータ

ベライゾン・コミュニケーションズの株価は2000年頃に60ドル前後の高値を付けた後は軟調な推移をしており、2010年頃には20ドル後半で取引されていました。

その後同社株価は再び上昇トレンドに入り、2000年頃の高値である60ドル前後まで株価を戻しました。

コロナショックの影響もあり、一時株価は50ドル前後まで下落したものの、執筆時時点での同社株価の終値は59.96ドルとなっています。

ベライゾン・コミュニケーションズはNYダウ工業株30種平均とS&P500の構成銘柄の一つであり、執筆時時点での同社時価総額は2,481億ドルとなっています。

ベライゾン・コミュニケーションズの配当実績

続いてベライゾン・コミュニケーションズの配当実績について見ていきます。

日付は権利落ち日を記しています。

  • 2020/10/08…配当:0.6275ドル(配当利回り:4.15%)
  • 2020/07/09…配当:0.615ドル(配当利回り:4.40%)
  • 2020/04/09…配当:0.615ドル(配当利回り:4.36%)
  • 2020/01/09…配当:0.615ドル(配当利回り:4.42%)
  • 2019/10/09…配当:0.615ドル(配当利回り:4.06%)

ここ数回の配当利回りは4%前後となっており、高配当銘柄と呼称するのに十分な配当利回りを誇っていると言えるでしょう。

また10/8権利落ち分の配当においても増配が決定している点は、非常に魅力的であると言えるのではないでしょうか。

今回の増配により、同社の連続増配年数は14年となります。

米国銘柄の中で連続増配年数14年という実績はまだまだ未熟な存在ではありますが、配当性向は50%ほどであり、今後の増配余地は十分にあると言えます。

今後に期待ができる銘柄であると言えるのではないでしょうか。

ベライゾン・コミュニケーションズの業績

続いてベライゾン・コミュニケーションズの業績について見ていきます。

同社の直近の業績である2020年第2四半期決算の概要は以下の通りです。

  • 売上高…304.47億ドル(前年同期比5.1%減)
  • 営業利益…73.61億ドル(前年同期比6.2%減)
  • 純利益…48.39億ドル(前年同期比18.8%増)
  • 希薄化後EPS…1.13ドル(前年同期比18.9%増)

売上高は前年同期から5.1%減少した304.47億ドル、純利益は18.8%増加した48.39億ドルとなっています。

コロナ禍にありながら純利益が増加している点は非常に魅力的であると言えるでしょう。

ベライゾン・コミュニケーションズのまとめ

ベライゾン・コミュニケーションズは米国の大手通信業者です。

配当利回りは4%台となっているほか、増配余力も多く残されていることから、今後のさらなる増配に期待ができる銘柄であると言えるでしょう。

10月には2020年第3四半期決算の発表もありますので、同銘柄に興味を持った方はぜひチェックしてみて下さい。

BCEについて

BCEはカナダに本社を置く、大手通信持株会社です。

子会社のベル・カナダや、ほかの子会社を通じ、ローカル及び長距離、ビジネスIPブロードバンドと情報通信技術サービス、ワイヤレス、インターネット、インターネット・プロトコルテレビと衛生テレビなどの通信ソリューションを提供しています。

売上高に基づくシェアでみると、カナダのワイヤレス・テレコム・マーケットの約3割を占めています。

また固定通信サービスにおいて同社はおよそ4割のシェアを持っています。

BCEの株価等のデータ

2000年頃の一時的な高騰を除けば、同社の株価は緩やかな上昇及び横ばいでの推移を続けていました。

コロナショック直前における同社株価は50ドル弱であり、コロナショックにより同社株価は35ドル前後まで下落しました。

その後同社株価は回復しつつあり、執筆時時点における同社株価の終値は42.66ドルとなっています。

同社の株価はコロナショック直前の株価を目指して回復していると言え、今後もコロナショック直前の株価である50ドル前後まで緩やかに上昇していくと言えるのではないでしょうか。

BCEの配当実績

続いてBCEの配当実績について見ていきます。

日付は権利落ち日を記しています。

  • 2020/09/14…配当:3.33ドル(配当利回り:5.96%)
  • 2020/06/12…配当:3.33ドル(配当利回り:5.85%)
  • 2020/03/13…配当:3.33ドル(配当利回り:6.04%)
  • 2019/12/13…配当:3.17ドル(配当利回り:5.06%)
  • 2019/09/13…配当:3.17ドル(配当利回り:5.11%)

同社の配当利回りは6%前後であり、非常に高い配当利回りを誇っていると言えるのではないでしょうか。

連続増配年数は12年であり、安定した配当実績を誇っていると言えるでしょう。

BCEの業績

続いてBCEの業績について見ていきます。

直近の業績である2020年第2四半期決算の概要について見ていきます。

  • 売上高…53.54億ドル(前年同期比9.1%減)
  • 調整後EBITDA…23.31億ドル(前年同期比9.4%減)
  • 純利益…2.94億ドル(前年同期比64.0%減)
  • 希薄化後EPS…0.26ドル(前年同期比69.4%減)

売上高は前年同期から9.1%減少した53.54億ドル、純利益は64.0%減少した2.94億ドルとなっています。

長期的に見ても同社の業績は堅調な推移をしていると言えるでしょう。

BCEのまとめ

BCEはカナダの通信事業者であり、典型的な高配当銘柄であると言えるでしょう。

業績の急激な向上などは見込みにくいため、購入のタイミングをしっかりと見極めることで利益の最大化を図る必要があります。

同社の株価はコロナショックによる下落からの回復途中にあると言え、ひとつの購入のタイミングであると言えるのではないでしょうか。

参考元:

AT&T Reports Second-Quarter Results

Verizon-Q2 2020 Highlights

BCE reports second quarter 2020 results

フリーレポート配信

5Gサービスの世界市場は今年415億ドルに達し、2021年から2027年の間に年率平均44%の成長率で成長する可能性があります。その成長市場で勝者となるであろう銘柄をご紹介します。

注目の5G関連米国株」はこちらからご覧ください。(メールアドレスの登録が必要です)

また、ツイッターやフェイスブックで最新情報を配信しております。

公式ツイッターアカウント公式フェイスブックアカウントをフォローする。

免責事項と開示事項 記事の作者、白紙は、記事内で言及されている銘柄を保有してはいません。記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資アドバイスではありません。

最新記事