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【米国株動向】1,500ドルを10年間投資するなら:検討すべきハイテク株3銘柄

モトリーフール米国本社、2020827日投稿記事より

財産を築きたいなら、優良銘柄に長期投資するのが最も確実な方法とされています。

ウォール街で大金を得るのに、何もジェフ・ベゾスやウォーレン・バフェットのようなビリオネアである必要はありません。

急な出費のための蓄えを除いた余裕資金が1,500ドルあれば、以下で紹介する高い成長性を秘めたハイテク株3銘柄に10年間投資することによって、裕福になれるかもしれません。

1. トゥイリオ

トゥイリオ(NYSE:TWLO)はそれほど有名ではありませんが、多くの人が知らないうちに同社の技術を利用しています。

同社はアプリケーション・デベロッパーに対し、アプリケーションへの組み込みが可能なクラウドAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)サービスを提供しています。

この技術は、アプリケーション内での電話やテキストメッセージ、動画の処理のほか、通知や認証にも利用されています。

例えばフードデリバリーサービスからリアルタイムのアラートを受信したことや、アプリ内でパスワードのリセットやカスタマーサービスとのチャットをしたことがあるなら、同社の技術を利用している可能性が高いです。

そういったサービスの提供を受けることにより、アプリケーション・デベロッパーは開発に数週間かけていたことを数時間でできるようになりました。

第2四半期(4~6月)決算では売上高が前年同期比で46%増加しました(2019年度第2四半期は同86%増)。

アクティブアカウントは前年同期から24%増えており(第1四半期は23%)、既存顧客の支出額が32%に伸びたことで、売上純増率(既存顧客に対する売上の伸び)は132%となりました。

2019年度の売上高は10億ドルを超えましたが、市場規模は400億ドルと大きいため、成長の余地は大いにあり、それがいずれ株価に反映されていくかもしれません。

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2. ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ

一方、ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ(NASDAQ:ZM)は、コロナ禍によって知名度を大きく上げました。

テレワークへの移行と外出禁止命令により、同社が提供するクラウドベースのビデオ会議システムは、ビジネスでの打ち合わせにもプライベートでの集まりにも欠かせないものになりました。

無料ユーザーのアカウントがいくら増えても収益にはつながらないとして、その成長性を多くの人が疑問視していましたが、第1四半期(2~4月)決算はそんな声を一掃しました。

売上高が前年同期比で169%増加し、従業員10人以上の顧客数は354%伸びました。

将来性の面でさらに重要と思われるのは、過去12カ月の利用料が10万ドル以上だった法人顧客が90%増加したことです。

既存顧客に対する売上も順調に伸びており、その指標である売上純増率は8四半期連続で130%を超えています。

第2四半期が好業績となったことで、同社は通期のガイダンスを従来の2倍近い水準に上方修正しています。

将来的な成長に向けた取り組みは、多方面で進められています。

6月半ばには待望のFedRAMP(米国連邦政府リスク・認証管理プログラム)認証を取得し、米国の省庁からの受注体制を整えました。

7月には、同社ビデオ会議システムの利用に最適なテレワーク用ハードウェア「ズーム・フォー・ホーム」を発売しています。

極めて良好な決算を発表し、多方面で取り組みを進める同社には、また大きな成長の余地が残されていると言えそうです。

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3. ペイパル

決済サービス大手のペイパル(NASDAQ:PYPL)も高い知名度を誇っていますが、単なるウェブサイト上の支払いボタンから、大きく進化しています。

メインは今なおデジタル決済ですが、全主要クレジットガード会社や他の決済サービス会社と提携し、オンライン決済の入口としても料金所としても機能しています。

同社のサービスを必要とする国際市場への拡大も進んでいます。

また、ピア・ツー・ピアアプリ「ベンモ」は、友人への送金や割り勘に利用できます。

コロナ禍が招いた空前のデジタル決済需要を受け、最近発表された第2四半期(4~6月)決算は四半期業績として過去最高となりました。

売上高は前年同期比22%増の52億ドル、総決済額(TPV)は29%増の2,220億ドル、決済件数は26%増の37億件となりました。

その結果、1株当たり利益(EPS)は86%増の1.29ドル、営業キャッシュフローはほぼ倍増して24億ドルに膨らんでいます。

アクティブアカウントの純増数も前年同期から137%増えて過去最高の2,130万に達し、過去12カ月のアクティブアカウント平均決済件数は40.7件に増加しています。

ユーザー数と利用率の双方が高まっていることを考慮すると、業績のピークはまだ先と思われます。

バリュエーションについて

ただし、ハイグロース株はバリュエーションも高くなりがちです。

株価売上高倍率は割安な株なら1~2倍といったところですが、ズームは予想ベースで44倍、トゥイリオは22倍、ペイパルは11倍となっています。

加えて、ペイパルとズームは利益を出していますが、トゥイリオはまだ黒字化できていません。

それでも今のところ、投資家は売上の伸びと成長性を評価し、高いバリュエーションを受け入れています。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Danny Venaは、ペイパル株、トゥイリオ株、ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ株を保有しています。Danny Venaは、ペイパル・ホールディングス株のオプションを推奨しています(2022年1月の75ドルのロング・コール)。モトリーフール米国本社は、アップル株、ペイパル・ホールディングス株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、ペイパル・ホールディングス株のオプションを推奨しています(2022年1月の75ドルのロング・コール)。
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