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【米国株動向】注目のゲーム市場の中でも強さを示す4銘柄とは

モトリーフール米国本社、2020年8月27日投稿記事より

 娯楽コンテンツを楽しむインタラクティブメディアの分野は底堅く成長を続けていますが、特にモバイル機器の技術向上により今後10年間で更にゲームの売上は伸びると考えられます。

強固なユーザー基盤とトップクラスのゲームシリーズを強みに、市場を上回る株価リターンが期待できる4銘柄を紹介します。

ジンガ

ジンガ(NASDAQ:ZNGA)は、770億ドル規模の市場を舞台に活躍するトップクラスのモバイルゲーム開発企業です。

モバイルゲームは現在、ビデオゲーム売上の約半分を占めますが、グラフィックス技術がゲーム機やパソコン並みに向上していることを受けて、今後10年間で更にその比率は上がると見込まれます。

ジンガは「Empires & Puzzles」や「Words With Friends」などの人気フランチャイズを手掛けています。

直近四半期末時点での全タイトルを対象とする1日当たりアクティブユーザー数(DAU)は2,200万人でした。

外出規制下での強いゲーム需要を背景に、第2四半期の売上は前年同期比47%増加しました。

株価は過去5年間、市場を上回るリターンをあげています。海外を含め、他のモバイルゲーム開発スタジオを買収し、ユーザー基盤やグローバルでの知名度を強めることで、成長を更に後押しする機会は十分にあります。

トルコのソーシャルゲーム企業ピークを最近18億ドルで買収したことで、DAUは1,200万人上乗せされると見られ、新たなゲーム内課金や広告収入の機会獲得となっています。

売上は未だ12カ月移動平均で16億ドル程度ですが、更に成長する余力は十分あると言えます。

少なくとも10年間保有することで、株価が何倍にも上がる可能性があります。

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任天堂

任天堂(OTC:NTDOY)は30年以上に渡り、「ゼルダの伝説」や「スーパーマリオブラザーズ」などの人気フランチャイズでユーザーを楽しませてきました。

同社の古いバージョンのゲーム機はコレクターズ・アイテムとしてその価値が評価されていますが、「スイッチ」は同社の歴代ゲーム機シリーズの中でも最大の売上を記録する可能性があります。

パンデミック下でスイッチの需要は伸びており、2017年の発売以来、累計販売台数は6,144万台に上ります。

直近四半期の全ハードウエアとソフトウエアを合わせた売上は、前年同期比で2倍以上となっています。

今年3月発売の「Animal Crossing: New Horizons」(「あつまれ動物の森」海外版)は、これまでに2,240万本もの売上を記録しています。

しかし投資家がより注目すべき点は、同社のデジタル分野の売上の伸びです。

スイッチではパッケージ版よりダウンロードで入手するユーザー数の方が多く、この点は利益面でプラスに働きます。第1四半期では、デジタルの売上がソフトウエア全体の売上の55.6%を占めました。

利益率が高い同分野の需要増が功を奏し、同社の第2四半期の営業利益は前年同期比で427%増となりました。

利益の急拡大を受け、株価も過去最高値を更新しています。各商品ブランドのユーザー数やスイッチのインストールベースの販売台数を増やせれば、株価は長期的に更なる上昇が見込めるでしょう。

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アクティビジョン・ブリザード、テイクツー・インタラクティブ

ゲームやeスポーツ専門の調査会社Newzooによれば、ビデオゲーム全体の今年の売上は昨年から9%上昇し、1,590億ドルに達する見込みです。

この分野で投資対象として注目すべきは、業界でも売上トップクラスのゲームタイトルを有するアクティビジョン・ブリザード(NASDAQ:ATVI)とテイクツー・インタラクティブ(NASDAQ:TTWO)でしょう。

アクティビジョンの「Call of Duty」は、過去10年間で売上1位のゲーム機向けタイトルです。

テイクツーが手掛ける「Grand Theft Auto V」と「Red Dead Redemption 2」は、これまでに合計で1億6,700万本を売り上げています。

アクティビジョンは長年の実績による安定感が強みです。

1991年より同社を率いるボビー・コティック最高経営責任者(CEO)は、30年をかけてあらゆるプラットフォームにフランチャイズを広げ、月間アクティブユーザー数は全体で4億2,800万人に達しています。

株価も大きなリターンを挙げてきました。

テイクツーも、過去1年の売上はアクティビジョンの約半分の33億8,000万ドルですが、数十ものゲーム開発プロジェクトが進んでいることから、今後の成長が期待でき、株価上昇に繋がるでしょう。

テイクツーの株価のリターンは過去5年間で525%と、競合他社を上回る結果を示しています。

しかし、期待する結果が出せれば、これは成長ストーリーのほんの一片に過ぎないかもしれません。

これらのゲーム銘柄は本業でしっかりとした成果をあげており、それが株価に反映されています。

定着したユーザー基盤によりモバイル、ゲーム機、パソコン、そして近年注目のeスポーツと幅広い分野で収益の機会を享受することができ、長期的に成長期待が十分持てる銘柄です。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Danny Venaは、アクティビジョン・ブリザード株、テイクツー・インタラクティブ株を所有しています。モトリーフール米国本社は、アクティビジョン・ブリザード株、テイクツー・インタラクティブ株、ジンガ株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、アクティビジョン・ブリザード株のオプションを保有しています(2022年1月の75ドルのロング・コール、2022年1月の75ドルのショート・プット)。
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