The Motley Fool

【米国株動向】キンバリー・クラークへの投資は大きなリターンをもたらすのか

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2020年9月7日投稿記事より

投資家は、膨大な市場シェアを獲得している企業は、着実な成長を達成できることから、一般消費財業界への投資を好みます。

ティッシュやおむつのような必需品の販売は安定しており、プロクター・アンド・ギャンブル(NYSE:PG)(P&G)やコルゲート・パーモリーブ(NYSE:CL)などの企業を長期保有してきた投資家は大きなリターンを得ています。

キンバリー・クラーク(NYSE:KMB)も、過去5年で株式市場のリターンを上回っています。

また、年初来からさらに株価を押し上げており、投資家が今後に期待していることを示しています。

キンバリー・クラークが株主に対して長期的に利益をもたらすかどうか詳しく見てみましょう。

【米国株動向】5年後、プロクター&ギャンブルはどうなっているか

2020年の好調な成長

第2四半期(4〜6月)の売上高は、P&Gとコルゲートが6%の成長であったことと比較して、キンバリー・クラークは4%の成長となりました。

しかし、これはビジネスに大きな打撃を与えるものではありません。

キンバリー・クラークの主要顧客は企業であることから、供給セグメントで急激な減少が見られていますが、8つの中核製品カテゴリーのほとんどで、市場シェアを獲得し続けています。

また、営業利益率は改善しています。

同社の調整後営業利益率は第2四半期で22%にまで上昇し、積極的なコスト削減のおかげで、パンデミックが発生する前からも上昇し続けていました。

同時期のP&Gの調整後営業利益率は21%、コルゲートは24%でした。

同業他社との優位性

キンバリー・クラークは、3つの点で同業他社よりも長期投資先として優れていると考えられます。

まず、コストを削減し、「Huggies」のおむつのようにプレミアムをさらに深めることで、収益性を改善し続ける余地があります。

また、キンバリー・クラークは米国外では比較的過小評価されており、同業他社の市場シェアを奪う成長余地が残されています。

そして、キンバリー・クラーク株はP&Gとコルゲートの配当利回り2.3%に対して、2.8%と高めになっています。(記事執筆時点)

今後の成長性が鍵を握る

キンバリー・クラークの時価総額は、年間売上高の3倍未満となっています。

一方、コルゲートが4.2倍、P&Gは5倍を超えています。

キンバリー・クラーク株から大きなリターンを得るためには、このバリュエーションの差がなくなるまで長期間で株式を保持し続ける必要があります。

同社が年間ベースで市場シェアを一定数獲得し続けることができなければ、株式を長期保有することは難しいでしょう。

また、営業利益率に関しても、20%を大きく上回るような、業界をリードする水準を維持する必要もあります。

現時点でキンバリー・クラークがこれらを達成できるかどうかを裏付ける根拠は限られています。

そのため、今後購入を検討するかどうか注目しておくのに留めておくと良いでしょう。

ただし、高い配当利回り、低いバリュエーション、および今後の成長の可能性はすべて、現在の株価からリターンを得ることができる可能性があることを意味しています。

また、ファンダメンタルズが改善することで、長期にわたってリターンがさらに増加していく可能性も十分にあるでしょう。

フリーレポート配信

配当利回りが高く安定した値動きの株は、安定した配当収入をもたらし、株価の乱高下からストレスを受けずに、株を保有し続けることができます。また、多くの米国株は四半期毎に配当を支払うので、リタイヤ層に向いています。

リタイアメント層向けで注目の配当銘柄3選」はこちらからご覧ください。(メールアドレスの登録が必要です)

また、ツイッターやフェイスブックで最新情報を配信しております。

公式ツイッターアカウント公式フェイスブックアカウントをフォローする。

また、公式LINEアカウントの方では、投資初心者向けの情報を発信しています。
友だち追加

免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Demitri Kalogeropoulosは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、記事で言及されている株式を保有していません。

最新記事