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【米国株動向】退職までに資産形成を可能にする銘柄

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2020820日投稿記事より

投資家は退職するまでに資産を形成したいと考えるでしょう。

社会保障制度による退職後の給付金はわずかに過ぎず、ほとんどの人は必要な現金収入を自身で見つける必要があります。

幸いにも、長期にわたる定期的かつ効率的な株式投資をすることで、気持ちよく退職を迎えることができます。ではどのような株に投資するべきか、検討しましょう。

前提となる試算

その前に、どうやって資産が形成できるか簡単に計算してみます。

資産形成には時間と不断の努力が必要で、1年間にどれだけ貯蓄し、どれだけ早く増やせるかにかかっています。

株式市場全体で見ると、長期のリターンは年平均10%近くになりますが、投資期間中に多少の上下もあることから、やや控えめに年率8%のリターンとして計算します。

まず、年間1万ドルの投資を続けた場合、5年後には6万3,359ドル、10年後には15万6,455ドル、15年後には29万3,243ドル、20年後には49万4,229ドル、25年後には78万9,544ドル、30年後には122万3,459ドルの資産が形成できます。

年間1万5千ドルの投資では、それぞれ9万5,039ドル、23万4,683ドル、43万9,865ドル、74万1,344ドル、118万4,316ドル、183万5,189ドルとなります。

年間2万ドルの場合は、それぞれ12万6,718ドル、31万2,910ドル、58万6,486ドル、98万8,458ドル、157万9,088ドル、244万6,918ドルです。

ではどのような株式が資産形成につながるかを見てみましょう。

地味な株

株式投資では、長期にわたって大幅なリターンをもたらす株に運よく投資する必要があると思うかもしれません。しかし、地味な株でも十分に資産を形成することが可能です。

例を挙げると、塗料会社シャーウィン・ウィリアムズ(NYSE:SHW)の20年間の年平均リターン(配当再投資ベース)は20%、鉄道会社ユニオン・パシフィック(NYSE:UNP)は同17.8%、スポーツブランドのナイキ(NYSE:NKE)が17%、貸倉庫REITのパブリック・ストレージ(NYSE:PSA)は15.1%、たばこ会社のアルトリア(NYSE:MO)が14.8%、消費財メーカーのクロロックス(NYSE:CLX)は12.6%、ホームセンター運営のホーム・デポ(NYSE:HD)が11.1%、トロント・ドミニオン銀行(NYSE:TD)が10.8%、消費財メーカーのプロクター・アンド・ギャンブル(NYSE:PG)は10.6%、食品メーカーのゼネラル・ミルズ(NYSE:GIS)は10.1%、小口貨物輸送会社ユナイテッド・パーセル・サービス(NYSE:UPS)が8%、ドラッグストア大手CVSヘルス(NYSE:CVS)が7.8%です。

なお、S&P500指数の同リターンは6%です。

これらの企業は総じて地味な事業を展開しています。

しかし全社がS&P500指数をアウトパフォームし、ほとんどは順調に成長しています。

最も高いリターンは、8%をはるかに上回ります。

配当株

配当株が無配株をアウトパフォームすることは、複数の研究で明らかになっています。

例えばユージン・ファマとケネス・フレンチは1927年から2014年までのデータに基づき、配当株の上昇率が年平均10.4%と無配株の8.5%を上回ったことを発見しました。

配当株だけで構成されるポートフォリオであれば、定期的に現金収入が得られます。

例えば50万ドル相当のポートフォリオを持ち、配当利回りが4%であれば、配当だけで年間2万ドルの収入になるため、給付金を十分に補えるでしょう。

さらに健全な成長企業は、毎年増配します。

これは年ごとに収入が増えるとともに、インフレヘッジにもなることを意味しています。

手堅い配当を支払う、名の知れた企業の配当利回りを挙げると、AT&T(NYSE:T)が6.9%、シェブロン(NYSE:CVX)が5.7%、バイオ医薬品メーカーのアッヴィ(NYSE:ABBV)は5%、メットライフ(NYSE:MET)が4.7%、デューク・エナジー(NYSE:DUK)は4.7%、ドラッグストアチェーンのウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(NASDAQ:WBA)が4.5%、ベライゾン・コミュニケーションズ(NYSE:VZ)は4.2%、シティグループ(NYSE:C)が3.9%、3M(NYSE:MMM)が3.5%、ケロッグ(NYSE:K)は3.3%、ペプシコ(NASDAQ:PEP)が3%です(いずれも執筆時点)。

グロース株、バリュー株

他にはグロース株、バリュー株という2つの分類があります。

グロース株の投資家は急成長する株を追いかけ、株価水準の高さも気にしません。

一例は、アマゾン・ドットコム(NASDAQ:AMZN)です。

株価は常に割高のように見えながら、上下動を繰り返しながらも何年にもわたって上昇を続けました。

ただグロース株のすべてが急成長を続ける訳ではなく、あまりに割高な株価には揺り戻しもあり、投資家は損失を蒙ることもあります。

一方バリュー株の投資家は、内在する価値に比べ株価が大幅に割安に見える銘柄を好み、安全性を求めます。

こうした企業は、市場が注目する高成長株ほど刺激的ではありません。

しかしバリュー投資家は成功する確率が高く、ウォーレン・バッフェット氏もこの区分に入ります。

結局ベストな投資とは、急成長する割安株へ投資することといえます。

インデックスファンド

有望な個別株を研究するには、時間とスキルが必要ですが、多くの投資家はこれを持ち合わせていません。

しかし手数料が低く、市場を広くカバーするS&P500指数や市場全体に連動するインデックスファンドへの投資でも資産形成が可能です。

投資期間に株式市場が平均で9%あるいは6%上昇するとすれば、インデックスファンドもほぼ追随して動きます。

インデックスファンドを選ぶのは、妥協では必ずしもありません。

決意が固く、投資期間が長ければうまくい可能性が高まります。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。アマゾンの子会社ホールフーズ・マーケットのCEOであるJohn Mackeyは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。マイクロソフトの子会社LinkedInの従業員であるTeresa Kerstenは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Selena Maranjianは、アッヴィ株、アマゾン株、アップル株、AT&T株、ネットフリックス株、マイクロソフト株、P&G株、ベライゾン・コミュニケーションズ株を保有しています。モトリーフール米国本社は、アマゾン株、アップル株、ホーム・デポ株、ナイキ株、ネットフリックス株、マイクロソフト株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、シャーウィン・ウィリアムズ株、ユニオン・パシフィック株、デュークエナジー株、CVSヘルス株、3M株、ベライゾン・コミュニケーションズ株を推奨しています。モトリーフール米国本社は、以下のオプションを推奨しています(マイクロソフト株の2021年1月の85ドルのロング・コール、マイクロソフト株の2021年1月の115ドルのロング・コール、アマゾン株の2022年1月の1940ドルのショート・コール、アマゾン株の2022年1月の1920ドルのロング・コール、ホーム・デポ株の2021年1月の120ドルのロング・コール、ホーム・デポ株の2021年1月の210ドルのショート・コール)。
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