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相場における「想定外」も、繰り返せば慣れる

COVID-19の終息が見えないうちに、安倍首相が辞任を表明したことで、どなたが後任になるかなど、今後の見通しが立つまでは、マーケットは世論調査の結果などに一喜一憂すると考えています。

第2次安倍政権は長かったので、投資を始めてから首相が代わる局面に遭遇するのが初めてという方も少なくないことでしょう。

安倍首相の辞任を想定外と感じる投資家の方もいらっしゃると思いますが、マーケットは時として想定外のことが発生するものです。

もちろん今後もそのようなことがあるはずです。

むしろ、こういう時こそ、「想定外のこと」との付き合い方を学ぶときだと、考え方を変えてみてはいかがでしょうか?

まずは、もっともプリミティブなことですが、想定外のことが起きても、マーケットからは逃げないことが大事です。

記憶に新しいところですが、約半年前のCOVID-19の感染拡大時に、マーケットは大きく動きました。

正直筆者もそこまで売られるかと思いましたが、半年経過した現在、多くのインデックスや個別銘柄がかなり値を戻していることもまた事実です。

ピンチはチャンスとはよく言ったもので、今年の2月下旬から3月に資金を投入した方の多くは喜べる状況になっているはずです。

マーケットから逃げなかったからこその結果と言えるでしょう。

また、特にネガティブな状況になったときに気持ちの支えになるようなものに投資しておくことも有効かもしれません。

代表選手はインバース型のETFや投信、または金でしょうか。

大きなポジションを持つ必要はありませんが、少し持っていると気持ちに余裕が出るように思います。

インバース型商品との付き合い方は以前記事にしましたので、ご参照いただけますと幸いです。

下落相場を味方につける金融商品との付き合い方

さらに、どんな局面でも業績が影響を受けないような個別銘柄を持っておくのも、一つのストラテジーだと思います。

提供しているモノやサービスの需要が大きな変化を受けないもの、例えば、生活必需品や食品セクター銘柄がその代表です。

言い換えれば「ブレが小さい銘柄」でしょうか。

こういう銘柄も「想定外」発生時には売られることがありますが、むしろそのような場合は筆者は買い場だと思っています。

マーケットが落ち着きを取り戻すころ、リターンが出ていることはよくあることだと思います。

一方、ネガティブな「想定外」が起きると、需要が減ったり、先送りされるようなモノやサービスを提供している企業の株価は、当然業績懸念により大きく下がりがちです。

またそれらが仮に高配当利回りであると、業績悪化に伴う企業の体力低下により減配リスク、株主優待制度を実施している銘柄であれば、優待変更リスクをも伴います。

COVID-19による業績見通しの悪化で減配や株主優待制度の変更が相次いでいるのを、最近経験された方が多いことでしょう。

「想定外」はポジティブに作用することもネガティブに作用することもあります。

大事なことは「想定外」発生をポートフォリオ見直しの機会ととらえ、自分なりによく考えて改善を図ることだと考えます。

ありがたくはないですが、「想定外」が起きるごとに経験値も増えますし、「想定外」に耐えられるポートフォリオになっていくと思います。

前述したようにこのアクションは、マーケットから逃げないからこそできることです。

政治が動きそうなこれから1か月ぐらいの間には様々な変化が起きることでしょう。

その変化について考えながら行動していくこともまた「想定外」への対応です。

変化は何かの需要を産み、何かの需要を減らします。

需要が発生する分野にはお金が落ちますし、需要が減る分野からはお金が引き上げられます。

何が起きそうなのかを日ごろから自分なりにシナリオを描いておくと、「想定外」にも対応しやすくなるはずです。

長かった安倍政権の前5年ぐらいは、毎年のように首相が代わっていました。

その頃まさに証券アナリストだったので、私は自分の資産の投資とは距離がありましたが、そんなころに投資のストラテジーを考えなければならない経験をしたせいか、「想定外」をなんとも思わなくなってしまいました。

マーケットから逃げずにいれば、「想定外」にも慌てなくなる日がきっと来ます。

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