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【米国個別株動向】2019年はネットフリックスにとって運命を左右する年になるかもしれない

モトリーフール米国本社、2019年1月20日投稿記事より

ネットフリックス(ティッカー:NFLX)は2018年も驚異的な成長を続け、世界の有料加入者数を前年比26%拡大し、年間で前年比35%の売上高の増加をもたらしました。

この急速な成長にもかかわらず、株価はここ数カ月で大幅な変動を繰り返してきました。

ネットフリックスは、米国で再び値上げするというニュースにより上昇しました。

第4四半期の決算報告後、株価は急落しました。

しかし、投資家は2019年が終わる頃には、同社がどれほどの価値があるかを理解することができるでしょう。

競争の激化と意欲的な値上げにもかかわらず、同社が今年も国内加入者数を伸ばすことができれば、株価は上昇を続ける余地が十分にあります。

第4四半期の堅調な業績

ネットフリックスの第4四半期は、事前予測を上回る結果となりました。

760万人の有料加入者の増加という事前予測を上回り、有料加入者は884万人も増加しました。

この上振れの主な要因は、国際市場にありました。

営業利益は前年同期の2億4,500万ドルから2億1,600万ドルに減少しましたが、これは同社の事前予測を5%上回っています。

前年同期比での減少は、コンテンツ開発費とマーケティング支出によるものです。

同社は、前四半期に13億ドルの現金を使用し、現金保有高を30億ドルにしました。

これは、2018年当初の事前予測の範囲内におさまるものです。

同社の第1四半期の見通しは、それほど強いものではありません。

売上高は、前年同期比21.4%増の44億9000万ドルに達すると予想していますが、アナリストの平均予想である46.1億ドルを下回っています。

さらに、同社の1株当たり利益予想は0.56ドルで、アナリスト予想の0.83ドルを大きく下回っています。

しかし、ネットフリックスは今四半期中に890万人の有料加入者を獲得する予定で、この数字は、2018年第1四半期の826万人を上回っています。

ネットフリックスは値上げをしている

決算発表の2日前に、ネットフリックスは、米国の顧客に対する値上げを発表しました。

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人気のある中間プランの価格は、月額10.99ドルから月額12.99ドルになります。

4Kストリーミングと最大4つの同時ストリーミングをサポートするプレミアムプランの価格も2ドル上昇し、月額15.99ドルになります。

また、標準プランは月額8.99ドルとなり、以前の月額7.99ドルから上昇します。

価格変更は新規加入者に対して直ちに実施され、今後数ヶ月の間に既存の顧客に適用されるでしょう。

同社は以前にもその価格を上げたことはありますが、月額2ドルの値上げを、その最も人気のあるプランで実行したのは初めてです。

また、価格に敏感な顧客をターゲットとした標準プランの価格を引き上げたのは、今回が初めてです。

値上げが成功した場合、ネットフリックスはさらに成長するだろう

ほとんどのアナリストは、ネットフリックスの値上げに対して、顧客からの反発はほとんどないと予想しています。

同社の価格は、競合サービスと比較して非常に割安な価格です。例えば、ケーブルテレビの価格よりもずっと安いのです。

同社の顧客が非常に忠実になり、13%から18%の値上げがほぼ普遍的に受け入れられるようになると、何が同社の成長を止めるのかについて疑問がわいてきます。

米国では加入者の伸びが鈍化する可能性がありますが、同社は価格の値上げだけで2桁の収益成長率を長年維持することができるでしょう。

しかし、値上げのために、国内加入者が伸び悩むか、あるいは加入者がいなくなるようであれば、同社はさらなる値上げを試みる前に、他の方策を考えなければならないでしょう。

そして、フリーキャッシュフローを押し上げるためには、海外成長に頼らなければならないでしょう。

そのシナリオにおいては、ネットフリックスが1,500億ドルの時価総額に達するのは難しいものと思われます。

2019年末までに、ネットフリックスの値上げに対する顧客の抵抗があったかどうかについて明らかになります。

この結果は、同社の株価が急上昇し続ける可能性があるのか、それとも下落するのかについて、非常に優れた指針となります。

【米国個別株動向】ネットフリックスの成長要因とアカウント共有の問題について


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