The Motley Fool

今後普及が見込まれる「非接触」銘柄、「オプテックスグループ」

COVID-19による感染症リスクで需要が増えたと考えられるものやサービスの一つが、様々な意味での「非接触」を可能にするものです。

それは「ヒトvsヒト」だけではなく、「ヒトvsモノ」でも求められてきつつあるように感じます。

今回ご紹介する「オプテックスグループ」(6914)は、そのキーワードに当てはまる企業です。

手掛けているのは防犯、自動ドア用のセンサーや工場向けの産業用センサーで、この分野では業界のトップ級企業です(東洋経済新報社 会社四季報より)。

手で触れず、かざすだけでドア開閉などができる非接触スイッチの製品化を、前倒しして今年の3月下旬から販売しています(日本経済新聞 2020/4/1より)。

そんな経緯を受けてか、この銘柄の株価は春先から6月にかけて上昇していたのですが、7月ぐらいからは、やや軟調に推移していました。

出所:日本経済新聞社website

軟調な理由の一つは、今年の7月13日に前年比でマイナスとなる今期の業績予想と前会計年度末を以て、それまで100株以上の株主に付与していた株主優待(QUOカード)を廃止することを発表したことが挙げられます。

COVID-19によって海外向けの売り上げが軟調になることが業績の前年比マイナス見込みの要因のようですが、それ自体は他の企業でも決して珍しい話ではないでしょう。

むしろ株主優待廃止の方が、株価にとってはネガティブに寄与したように思います。

6月末の四半期決算発表がほぼ一巡しましたが、今回やや目立ったのは減配や株主優待の廃止、あるいは株主にとってやや残念な形の株主優待制度の変更とネガティブな適時開示でした。

そして、これらのファクターは特に中小型株の株価にとってマイナス寄与が目立っているように思います。

オプテックスもその例外に洩れなかったということでしょう。

株価が軟調な傾向は8月6日の決算発表後ぐらいまで続きましたが、その後は切り返してきています。

株主優待廃止銘柄としては珍しい株価の動きです。

仮にCOVID-19が終息したとしても、感染症リスクがなくなるわけではありません。

むしろCOVID-19を教訓に、今後は世界中で可能な限りの「非接触」が人間の行動のスタンダードになることも想定されます。

買って気長に持っていれば、成長する銘柄になる可能性も秘めているように思います。

時価総額が450億円程度と決して規模が大きな銘柄ではありませんが、自己資本比率が70%程度の財務良好な銘柄です。

その製品の需要の推移を冒頭の状況から想像すると、中長期的なグロース銘柄になる可能性を感じます。

COVID-19によって一時的に部品納入遅延が起きていたようですが、現在はサプライチェーンも復旧したようで、生産面における懸念材料もさしあたりはクリアできたようです。

気になることも挙げておきます。

現時点での業績と配当予想に基づく配当性向が90%超と非常に高く、現時点では配当利回りが2.5%程度と中小型株としては悪くない水準だと思いますが、短期的には減配リスクを考慮しておくべきとは感じます。

とはいえ、株価は1年前に比べてもまだ低い水準です。

単元で買っても特別高い水準でもないと思いますので、余剰資金で買って、気長に待ってみる銘柄としていかがでしょうか。

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