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投資未経験の方は2020年8月から投資を始めるべきか?

2020年の株式市場はイランによるイラク米軍基地攻撃から始まり大きく荒れましたが、休む暇もなく新型コロナウイルスの感染拡大の影響で株価は暴落しました。

3月の中旬に最安値をつけた株式市場は、その後驚異的なV字回復をしており、現在はある程度株価も安定しています。

2020年から投資を始めたいと考え、NISAやiDeCoの口座開設をしたり、投資の勉強をしていた方もいるかもしれませんが、予期せぬ出来事の連続であった市場に参入する勇気が出ず、もう少し様子を見てから投資をしようと考える方も多いと思います。

この記事では先の見えない情勢の中で投資を始める判断を見送った方々が、2020年8月から投資を始めるべきか解説していきます。

2020年の上半期の株式市場は波乱の連続

2020年1月3日にアメリカがイラン革命防衛隊の司令官を殺害したのをきっかけに中東方面に緊張が走り、年始から株式市場は荒れ模様となりました。

その後、新型コロナウイルスの感染が拡大し、3月23日に米国株の代表的な指数となるNYダウは18,213.65円まで下落、日経平均株価も3月19日に16,358.19円まで下落しました。

しかし、NYダウは6月8日には27,580.21円まで回復し、日経平均株価も6月9日には23,185.85円まで価格を戻しています。

その後はNYダウも日経平均株価も安定し、上昇と下落を繰り返しながら落ち着きどころを見つけた展開となりました。

結果的には2020年3月中旬に投資を始めた方がV字回復の恩恵を得る形となっています。

もちろん、この状況で市場に参加するのはリスクもあるので、投資を見送った方の判断もけっして間違ってはいません。

最悪のリスクを想定して動くのであれば、市場が落ち着くまで参加を見送るのは賢明な判断であるともいえます。

相場が下がっているときに始められなかったことはけっして不正解ではなく、株式市場がある程度落ち着くまで参入を見送った「待ちの姿勢」は、長期投資において必要になることでもあるので、2020年から投資を始めたいと考えている方はこれからのことを検討するべきでしょう。

ここからは2020年8月から投資初心者が投資を始めるべきかどうか、長期投資を前提に運用する場合と、短期投資を前提に運用する場合に分けて解説していきます。

長期投資を前提に運用する場合

長期投資を前提に運用する場合は、2020年8月に限らず、いつから投資を始めても問題ないと考えます。

2020年3月から投資を始めた方々のほとんども、株価のV字回復のみを期待して投資をしていたというわけではないでしょう。

1年後、5年後、10年後を考えれば、新型コロナウイルスの影響で下落した価値よりも長期的に高まると考えたから投資をしたのです。

もちろん、初めて投資をする方にとって、新型コロナウイルスの暴落の中で投資を始めるのは今後回復することが予想できていたとしても、勇気が必要なことだと思います。

そして、現在投資を始めるかどうか悩んでいる方は、株価が回復してはいるものの新型コロナの感染拡大は未だ収束の目途がたっていない状態であり、実体経済と株価が乖離していることから、再び株価が暴落することを恐れて投資を始める勇気が出ないといった状態にあると思います。

しかし、「株価がもっと安くなるかもしれないので、今は始め時ではない」と考えていると、投資を始められるのは来年かもしれませんし、新型コロナが完全に収束してからかもしれません。

場合によってはずっと足を踏み出せないままかもしれません。

長期運用を前提に投資をするのであれば、不安であれば少額の積立投資から始めるのも一つの手段ですし、とにかく始めることが重要と言えます。

年単位で保有することを前提に投資を始めたとしても、一度に多額の資産を投資すれば、株価が下落したときに大きな含み損を抱えることになります。

自分の資産が目減りする状況は投資をしていればリスクとして承知するべきですが、投資初心者の方は初めての経験で冷静に対処できず、長期で見れば損切りする必要がない場面に安心感を得るために損切りしてしまう人もいます。

そのため、このような不安に駆られず安心して長期投資を始めるためには、資産のすべてを一度に投資するのではなく、少額から積み立てて投資をするのが良いと言えます。

例えば、個別株であればいきなり1,000株購入するのではなく、まず始めは100株だけ購入して様子をうかがい、仮に下落をしたとしても長期的に価値の上昇が期待できるのであれば、1カ月後にまた100株を購入して購入単価の平均化を計ることなどもできます。

短期投資を前提に運用する場合

短期投資を前提に運用したい場合は、2020年8月から始めることはおすすめできません。

前述の通り、コロナ禍で今後の株式市場が短期的にどう推移していくのか明確に予想を立てることが難しいからです。

仮に利益を上げられたとしても、上昇する明確な根拠もなく投資をしたのであれば、競馬やカジノのようなギャンブルで利益を上げたのと変わりはありません。

投資初心者の方は資産を守る為にも、長期投資を前提に投資を始めるのが無難でしょう。

まとめ

老後の資産形成など理由は様々考えられますが、投資が必要なものだと考えた方が投資を始めるにあたって、2020年上半期は良いスタートを切れる年でもあり、かえって投資を始めることを敬遠してしまう年になったと思います。

3月に始められなかった方も始められなかったことを後悔するのではなく、これからどうするのかを考えることが重要です。

少額からでも投資できる金融商品はたくさんあるので、まずは投資を始めるという一歩を踏み出してみるのが大切ではないでしょうか。

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