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【米国株動向】ネットフリックスは景気後退中でも成長し続けることができるのか

モトリーフール米国本社、2020年8月5日投稿記事より

2009年半ばから成長し続けていた米国経済は、2020年3月に景気後退入りしたと言われています。

S&P500はこの期間中に200%上昇しましたが、ネットフリックス(NASDAQ:NFLX)の株価は6,000%以上上昇し、ここ10年にわたる最大の成長株の一つと言えるでしょう。

では、ネットフリックスは、所得の減少や個人消費の低迷などを乗り越えて、今後さらに成長することができるのでしょうか?

安価な料金プラン

ネットフリックスは生活必需品などとは対照に、景気後退時に売上が低迷することの多い一般消費財として、ホームエンターテインメントサービスを提供しています。

ネットフリックスのストリーミングプランには長期的な契約はなく、消費者はいつでも契約をキャンセルでき、また、より安い月額オプションにダウングレードすることも可能です。

ネットフリックスの標準的なプランはわずか月額13ドルで、旅行や外食など、景気後退時に急落する傾向のある高価なエンターテインメントよりもはるかに安価となっています。

消費者がこういった高価なエンターテイメントを控えようとすることで、相対的にストリーミングサービスの需要が増加する可能性はあります。

したがって、ディズニー(NYSE:DIS)やコムキャスト(NASDAQ:CMCSA)などのメディア大手と比べると、ネットフリックスは景気後退時に強い企業と言えるでしょう。

柔軟な財務状況

ネットフリックスはここ数年、コンテンツ制作に巨額の投資をし続けていますが、詳しく見てみると、柔軟で堅固な財務モデルであることがわかります。

ネットフリックスの営業利益率は年を追うごとに約3ポイント改善しており、2016年の4%から、2019年には13%にまで達しています。

新型コロナウイルスの影響から、新しいコンテンツへの投資を一時的に停止することを余儀なくされたネットフリックスは、第2四半期にキャッシュフローがプラスに突入しました。

6月にCFOのスペンサー・ニューマンは投資家に対して、新型コロナウイルスの結果として生まれた15%のキャッシュフローマージンは、今後数年で経済が立て直すにつれ、徐々に投下する可能性があると語りました。

競合のAT&T(NYSE:T)の「タイム・ワーナー」セグメントのようなコンテンツ所有者は、すべて大きな負債を抱えており、数年先のコンテンツの支払いまで決まっています。

現在、ネットフリックスは、継続的にフリーキャッシュフローを創出できていないので、成熟した競合よりもリスクがあると言えますが、キャッシュフローは徐々に改善されています。

まとめ

経済の変動に対して強い企業でも、長期的な景気後退によって株価が下がる可能性は十分にあるでしょう。

しかし、短期的な影響は別として、ネットフリックスは、景気後退時にユーザーベースを維持または拡大し続け、バランスシートを改善させることができています。

メディアおよびエンターテインメント部門で最も景気後退に強い銘柄の一つと言えるでしょう。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Demitri Kalogeropoulosは、ネットフリックス株、ウォルト・ディズニー株を保有しています。モトリーフール米国本社は、ネットフリックス株、ウォルト・ディズニー株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、コムキャスト株を推奨しています。モトリーフール米国本社は、ウォルト・ディズニー株のオプションを推奨しています(2021年1月の60ドルのロング・コール、2020年10月の125ドルのショート・コール)。

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