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個人型確定拠出年金(iDeCo)とつみたてNISAのアセットアロケーションおすすめ4選

「個人型拠出年金(iDeCo)」と「つみたてNISA」は、数十年と長期で運用を行います。

そのために大切なことはアセットアロケーション(資産配分)です。

今回は、iDeCoとつみたてNISAのアセットアロケーションをそれぞれどのように行っていけばいいのかを具体的に説明していきます。

まずは、アセットアロケーションの定義から見ていきましょう。 

アセットアロケーションとは?

アセットアロケーションとは、「資産配分」のことです。

株式や債券、不動産などの資産(アセット)にどの程度の割合で投資するかを決めることをいいます。

最初にどの程度リスクを取るかを決めて、アセットアロケーションを決めます。

例えば、リスクを取ってもリターンを目指した場合は株式の比率を増やす、安全性を重視した場合は債券の比率を増やすようにします。

アセットアロケーションの詳細は、以下の記事をご覧ください。

アセットアロケーションとは?ポートフォリオとの違いとおすすめ2つの方法

iDeCo(イデコ)」や「つみたてNISA」で長期投資を始めよう

投資の基本は「長期・分散・積立」になります。それを支援する制度が「iDeCo(イデコ)」と「つみたてNISA」になります。

それぞれの内容を見ていきましょう。

つみたてNISAとiDeCoはどちらがお得?それぞれの共通点と相違点を解説

iDeCo(イデコ)は「じぶん年金」の制度

iDeCo(イデコ)の正式名称は「個人型確定拠出年金」です。

年金には「国の年金」、「会社の年金」、「じぶん年金」の3種類があります。

国の年金は誰でももらえますが、会社の年金はもらえない人が多いため、その分を「じぶん年金」でカバーし、老後に備えるのです。

そして、じぶん年金の中でiDeCoが最もメリットが多い制度です。

「掛け金の全額が控除される」、「運用益に税金がかからない」、「受取時にも税優遇がある」など3つの税金のメリットがあります。

つみたてNISAは「非課税枠」が使える

つみたてNISAは、新規投資額で毎年40万円までの投資額にたいして、分配金や値上がり益が非課税となります。

非課税期間は20年、最大800万円(40万円×20年)の非課税投資額となります。

iDeCoやつみたてNISAは投資信託で運用しよう

iDeCoとつみたてNISAは長期で運用する商品ですiDeCoでは、預貯金などの元本確保型の商品もありますが、将来への資産形成を考えた場合、投資信託での運用が基本となります。

預貯金ではほとんど資産が増えないからです。

投資信託では、「国内株式」、「国内債券」、「海外株式」、「海外債券」の4つが基本です。

リスクとリターンの関係は、以下のようになります。

国内債券は一番「ローリスク・ローリターン」、外国株式が最も「ハイリスク・ハイリターン」になります。

iDeCoやつみたてNISAは、長期の運用になりますから、これらの資産配分をどうするか、つまり「アセットアロケーション」が将来の運用益を左右します。

それでは、どのように金融商品を組み合わせていけばいいのかを見ていきましょう。

アセットアロケーションで資産配分を決めて、具体的な金融商品(投資信託など)を購入することを「ポートフォリオ」といいます。

おまかせ運用ではバランス型

初心者の方は、まずバランス型始めるのがいいでしょう。

各資産に均等に配分するというやり方です。

投資信託の中には、さらに外国株式や外国債券を「先進国と新興国」にわけているものや、REIT(不動産投資信託)を組み入れているものもあります。

バランス型の投資信託を購入しておけば、アセットアロケーションに悩むこともありません。

「自分で決めるのが難しい」、「忙しいので、運用は任せたい」という投資家は、バランス型投資信託を購入するようにしましょう。

目標利回りは年率23%程度になります

GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の運用を参考にする


iDeCoでは、老後資金を貯めていくので、我々の年金を運用しているGPIFを参考にしてもいいでしょう。

バランス型よりも国内債券の割合が増え、外国債券の割合が減っています。

現在の基本ポートフォリオは平成26年10月からですが、直近10年(2029年)の収益率は年率4.07%となっています。

リスクを取ってリターンを目指すなら株式の割合を増やす

リターンを重視する場合は、株式の比率を増やします。

特に20代は、数十年といった長い運用期間を確保することが可能です。

運用期間が長ければ、金融ショックなどで株価が急落しても回復するチャンスがあります。

急落時でも安く買えるチャンスと捉えることができます。

なるべく株式の比率を増やして、積極的にリスクを取りにいくようにしましょう。

このポートフォリオでは年率5%以上の運用益を目標にします。

安全運用では国内債券の割合を増やす

 

安全重視の運用では債券の割合を増やすようにします。

特にリタイア世代は、資金を減らさない運用が必要です。

iDeCoでは掛け金を拠出できるのは60歳未満までで、その後は積み立てたお金で運用することになります。

つみたてNISAは、年齢の上限はありません。

ただ、物価の値段が上がるインフレリスクもあるので、国内債券は半分程度にして、株式や外国債券での運用も継続するようにしましょう。

目標利回りは2%前後となります。

 ポートフォリオは定期的な見直しを行おう

iDeCoやつみたてNISAの運用は長期が前提となるので、時間の経過とともに相場が変動し、当初決定したポートフォリオにおけるアセットアロケーションの割合が変わってきます。

そこで、定期的にアセットアロケーションの見直しが必要になります。これを「リバランス」といいます。

 【分散投資に必須!】リバランスの基礎知識と方法を解説

iDeCO(イデコ)のリバランスでは、スイッチングを利用する

リバランスとは、値上がりした商品を売却して、比率の下がった商品を購入することです。

イデコでリバランスを行う場合は、「スイッチング」を利用します。

スイッチングを利用すると、新たに購入した金融商品(投資信託)の買付手数料がかかりません。

例えば、GPIF型の運用を考えてみましょう。

このような基本ポートフォリオで運用していて、株式市場の値上がりにより、以下のような割合になったとします。

この場合は、値上がりした国内株式を5%売却して外国債券を購入、外国株式を10%売却して国内債券を購入すれば、元のポートフォリオに戻ります(下図)

リバランスは大きくバランスが変わったとき(5%以上)や、定期的(年1回程度)行うようにしましょう。

つみたてNISAのリバランスは「ノーセルリバランス」

つみたてNISAでは、スイッチングは利用できません。

通常の取引で値上がり商品を売却して、比率の下がった商品を購入することになります。

ただし、その場合はNISA枠を使うことになります。

年間40万円の枠を使ってしまうので、新規投資枠が減ってしまいます。

ですから、つみたてNISAでは「ノーセルリバランス」を行います。

ノーセルリバランスでは値上がりした商品を売却するのではなく、比率が下がった商品の購入を増やします。

先ほどの例でいえば、株式の購入を止め、外国債券と国内債券を定期的に買い付けていくのです。

そして、GPIFポートフォリオの割合に戻ったら、通常の買付けに戻します。

このようにすれば、つみたてNISAの非課税枠を使うことなくリバランスができるのです。

まとめ

今回は、アセットアロケーションとして「バランス型」「GPIF型」「リターン重視型」「安全重視型」の4つをご紹介しました。

そして、アセットアロケーションを維持するためのリバランスとして、個人型確定拠出年金(iDeCo)では「スイッチング」、つみたてNISAでは「ノーセルリバランス」の2つの方法を解説しました。

iDeCoもつみたてNISAも長期で運用していく制度です。

今回ご紹介した方法で、効率的な資産運用を行うことができれば幸いです。


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