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【米国株動向】バフェット流株式投資で成功を収めた世界有数の投資家

モトリーフール米国本社、2020726日投稿記事より

ウォーレン・バフェット氏はかつて、「投資家に最も重要な素質は知性ではなく、周囲の環境に左右されない気質」と語りました。

ここに、無名ではあるが最も偉大な投資家の一人である眼科医がいますが、彼は何十年も株式市場の荒波を乗り越え、現在の地位を築きました。

眼科医から転じたこの投資家は、オマハの賢人バフェット氏の友人です。

ビジネス誌フォーブスの推計で30億ドルの資産を保有するハーバート・ワーセイム氏は、公教育を理念とする慈善家でもあり、自身の資産の半分以上を寄付する啓蒙活動「ギビング・プレッジ」のメンバーでもあります。

光学技術のベンチャーで成功

フォーブス誌によれば、現在81歳のワーセイム氏は1930年代終盤にフィラデルフィアで生まれ、17歳で海軍に招集されました。

海軍勤務の間に株式投資を始め、特に航空宇宙産業に投資しました。

最終的に同氏は米航空宇宙局(NASA)に勤務し、光学機器への理解を深めます。

1963年にワーセイム氏は、テネシー州メンフィスにあるサザン・カレッジ・オブ・オプトメトリーの奨学金を得て、検眼医としてのキャリアをスタートし、技術革新に向けた探究心も持ち続けました。

1969年に白内障の予防に効果のある紫外線を遮る色合いのメガネレンズを発明し、1970年にはブレイン・パワー社を設立して、メガネ向け新技術の研究・開発に専念します。

翌年には、レンズの透明度を回復するための世界初となる中和剤を開発し、ブレイン・パワー社の売上げが拡大し始めました。

購入株式の継続保有が成功の秘訣

ブレイン・パワー社は50名近い従業員と100件を超える検眼機器の特許や著作権を持つまでに成長しましたが、設立から50年で年間売上高が2,500万ドル、純利益は1,000万ドル(フォーブス誌調べ)と、ワーセイム氏が巨額の資産を形成するにはとても足りない水準です。

ワーセイム氏が成功した秘訣は、会社の余剰資金を株式に投資し、決して売らなかったことです。

目を引くのは、1980年代央の株式公開期に投資したアップル(NASDAQ:AAPL)やマイクロソフト(NASDAQ:MSFT)、90年代初頭に購入した航空機部品メーカー、ハイコ(NYSE:HEI)が含まれることです。

1銘柄につき2万ドルという慎ましい投資をするだけでも、40年間で総額6,500万ドル近くに成長したはずです。

しかしワーセイム氏はハイコ1銘柄に500万ドルを投資し、2019年にはその時価が8億ドルを超えました。

また同氏は、株式市場の動きに関係なく、自身が得る事業キャッシュフローをコンスタントに投資してきました。

投資する会社の知的財産が消費者にとって持続的な価値を持つならば、同銘柄の株価が一時的に下げても問題ではなかったのです。

投資家への教訓

ワーセイム氏はフォーブス誌に、「自身で調べて買う価値があると思えば、株価が下がり続けても買い増すのがよい」と語りました。

これはバフェット氏と同じような教えです。

ワーセイム氏の投資戦略は、費用を抑え、しっかりした経営を求め、配当を選好し、自身が理解できるものに投資することです。

同氏にとっては特許などの知的財産や技術面で優位な製品や業種です。

その戦略で同氏は、IBM(NYSE:IBM)、製造業コングロマリットのスリーエム(NYSE:MMM)、半導体最大手のインテル(NASDAQ:INTC)に投資しました。

友人であるバフェット氏と同様に、ワーセイム氏は株価の下落局面での投資を支持します。株価が下がれば倍額を投資し、より多くの株式を購入するのです。

下落局面での投資、厳しい局面でも卓越した株式を持ち続けること、自身が理解可能なものに投資すること、時間をかけた少額の継続買いといったワーセイム氏の助言を実践することが、多くの投資家にとって資産形成を可能にするでしょう。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。マイクロソフトの子会社LinkedInの従業員であるTeresa Kerstenは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Zhiyuan Sunは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、アップル株、マイクロソフト株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、3M株、ハイコ株、インテル株を推奨しています。モトリーフール米国本社は、マイクロソフト株に関するオプションを推奨しています(2021年1月の85ドルのロング・コール、2021年1月の115ドルのロング・コール)。
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