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【米国個別株動向】アマゾンのホールフーズ戦略に投資家は注意しなければならない理由

モトリーフール米国本社、2019年1月16日投稿記事より

アマゾン(ティッカー:AMZN)がホールフーズ・マーケットを買収する前、ホールフーズ・マーケットは高価格帯の品揃えにより高級店という評価を得ていました。

しかし、買収後、ホールフーズ・マーケットの価格帯を1年で約2%下げ、競合他社に比べて約13%下げました。

そのため、「ホールフーズ・マーケットは高級店」 というイメージは衰退しました。

そして、プライム会員(およびアマゾン・ビザカード保有者)に提供される割引は、”ホールフーズ365″とホールフーズ・マーケットとの間の価格差をさらに縮小しました。

その結果、低価格帯の”ホールフーズ365″を拡大する必要性が低下しました。

これまで、若年層をターゲットにしている”ホールフーズ365″は、ホールフーズ・マーケットに比べて低価格な店舗作りを行ってきたからです。

“ホールフーズ365″の主な目標は、ホールフーズ・マーケットに新たな顧客を取り込むことです。

“ホールフーズ365″の顧客の一部は、最終的にホールフーズ・マーケットでの買い物にシフトさせるという目論見でした。

しかしアマゾンは、ホールフーズ・マーケット本体での値下げや、プライムメンバーが得ることができる追加の割引を行ったため、この戦略はもはや意味をなさないと結論付けました。

そのため、低価格店舗である”ホールフーズ365″の設置を中止することを決定しました。

アマゾンのホールフーズの戦略には要注意

アマゾンの、ホールフーズ・マーケットの拡大計画について、投資家は注意しなければなりません。

ホールフーズ・マーケットを拡大する事で、アマゾンは倉庫スペースを含む、より設置面積の大きな新しい場所を確保する必要があります。

それはアマゾンにとっては「新しい投資」になり、コストになります。

ホールフーズ・マーケットのジョン・マッキーCEOは、以下のように説明しています。

過去1年間でホールフーズ・マーケットの店舗では常に価格を引き下げてきたため、”ホールフーズ365″とホールフーズ・マーケットの価格差はほとんどなくなりました。

私たちは、両者の価格差がさらに縮小すると確信しています。

“ホールフーズ365″は、典型的なホールフーズ・マーケットより小さく、そして多くは都市部にあります。

そのため、食料品店の配送拠点として、あるいはフルサービスのアマゾン配送センターとしては役に立ちません。

“ホールフーズ365″戦略は失敗か

“ホールフーズ365″は、ホールフーズ・マーケットの商品がすべての買い物客にとって高価すぎる、という考えを打破するために設計されました。

新しい顧客がホールフーズ・マーケットの商品に触れてもらうことで、同店舗へとつながる入口として機能することが期待されていました。

しかし、アマゾンがホールフーズ・マーケット本体でも値下げをしているため、”ホールフーズ365″の戦略的意味はなくなっています。

アマゾンは、ホールフーズ・マーケットが競合他社との間において、価格競争力があることを望んでいます。

この戦略的な変化は、既存店舗がより幅広い顧客層にとっての買い物の選択肢になってほしいという同社の考えを反映しています。

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