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【米国株動向】ネットワーク拡大でグーグルがアマゾンを追撃

モトリーフール米国本社、2020725日投稿記事より

アルファベット(NASDAQ:GOOG)(NASDAQ:GOOGL)は、電子決済サービス大手ペイパル(NASDAQ:PYPL)のビル・レディ前最高執行責任者(COO)を獲得し、商品検索エンジンであるグーグル・ショッピングの拡大策を展開しています。

グーグルはアマゾン・ドット・コム(NASDAQ:AMZN)の強力な競争相手になるでしょう。

無料サービスの提供がネットワーク構築につながる

過去数カ月間にアルファベットがグーグル・ショッピングに変更を加えたことで、現在、出店者は無料で商品掲載が可能になり、グーグルの検索結果に商品が表示されます。

レディ氏の次のステップは、バイ・オン・グーグル・チェックアウト・サービスを利用する出店者の手数料を廃止することです。

以前は、検索結果に表示された商品を販売する出店者には、最高12%の手数料を課していました。

無料でのサービス提供は、グーグルが巨大な商品カタログを作成する助けになるはずです。

アマゾンの競争力の一端は、出店者と消費者のネットワークにあります。

アマゾンが出店者を募り商品の数を増やすにつれて、消費者は買いたい物のほぼすべてが揃っていることを知りました。

配送無料のアマゾン・プライムと、商品の保管から注文処理、配送などの業務を代行するフルフィルメント・バイ・アマゾンの導入によって、同社はネットワークの効力をさらに強めてきました。

グーグルは、売上げ拡大に向けた無料のツールを提供することで、独自の出店者ネットワークを構築しようとしています。

グーグルがアマゾンと同じ数の消費者を確保できないとしても、費用がかからない事業拡大余地を出店者に提供することは価値のある提案です。

オンライン商品検索では、グーグルは2番目に利用されています。

しかしアマゾンで検索を始める消費者の数は、グーグルの2倍にのぼります。

アマゾンで検索する消費者は購入意欲もあります。

グーグルは購入よりも検索するサイトなのです。

しかし、グーグル・ショッピングが商品を検索して購入するサイトへと変化することで消費者の行動を変えることができます。

掲載商品が増えれば、消費者はより購入しやすくなります。

出店者の商品掲載を無料にし、販売手数料が不要となれば、グーグル・ショッピングはもっと魅力的になり、消費者を集めることができます。

グーグルは長期的な収益機会を狙う

グーグル・ショッピングのバリュー向上につながる3つの要因があります。

1つは、商品検索でのシェア向上です。

掲載する商品を増やすことによって、より充実した検索結果を表示できれば、消費者はグーグルの検索エンジンに引き寄せられるでしょう。

2つめは、出店者にとっての価値向上です。

グーグルが提供できる価値の一つは、出店者が自社のウェブサイトでの販売よりも、売上げを増やすことです。

3つめは、出店者を競争させることです。

検索結果で目立つのが難しくなれば、より上位に表示されるよう、出店者は費用をかけるでしょう。

これら3つの要因は、アマゾンが米国だけで130億ドルの広告事業を確立した背景でもあります。

同事業は今も急速に拡大しています。

重要なのはアマゾンの広告事業が、買い手と売り手の巨大なネットワークを構築してから、急拡大したことです。

広告事業がほとんどを占めるアマゾンの「その他収入」は、2016年には30億ドルを下回る水準で、アマゾン・プライムの商品数は2,000万点超でした。

以来、ネットワークの拡大につれて収入は5倍に増加し、プライム商品数は1億点、プライム会員は1億5,000万人を超えました。

投資家は出店者数、検索数と経営努力の成果に目を配るべきと考えます。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。アマゾンの子会社ホールフーズ・マーケットのCEOであるJohn Mackeyは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。アルファベットのエグゼクティブであるSuzanne Freyは、モトリーフール社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Adam Levyは、アルファベット(C株)、アマゾン株を保有しています。モトリーフール米国本社は、アルファベット(A株)、アルファベット(C株)、アマゾン株、ペイパル・ホールディングス株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、以下のオプションを推奨しています(アマゾン株の2022年1月の1940ドルのショート・コール、アマゾン株の2022年1月の1920ドルのロング・コール、ペイパル・ホールディングス株の2022年1月の75ドルのロング・コール)。
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