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【米国大統領選2020】共和党が1兆ドルの追加経済対策。バイデン氏に新たな支持者

アメリカ大統領選挙本選まで、残すところあと100日ほどとなりました。

秋から大統領選挙候補者の討論会が始まろうとしています。

最初の大統領討論会が9月に予定されていたノートルダム大学は、新型コロナウイルス感染拡大の影響から主催を辞退すると発表しました。

これを受け、第1回目の討論会は、オハイオ州の大学二つが共同で主催することとなり、2回目以降の大統領候補者討論会の会場が変更されるなど、政府は対応に追われています。

1兆ドルの追加財政対策

27日、米共和党は、新たに1兆ドル(約105兆円)規模を投入する新型コロナウイルス対策の追加法案を正式に提示しました。

8月には、2,500億ドルの現金を各家計に再支給、なお、失業保険の特例加算の減額と延長も提示しています。

大人一人あたり、最大で1,200ドルの現金を支給する予定であり、3月に続き、二回目の国民への現金給付政策となります。

高所得者は除外されますが、この対策で家計の手元資金の枯渇を防ぐ狙いがあります。

それに続き、状況が苦しい中小企業への対策支援も延長することが決まりました。

新型コロナウイルス対策で発動された財政出動は、既に3兆ドルに達しており、これは米国内総生産(GDP)の15%にあたる額です。

そして、今回提示された1兆ドルの追加案が通れば、通常の年間歳出額に迫る前代未聞の巨額財政出動となります。

以前から、株価を何とか支えようと、トランプ政権は巨額の財政出動を行ってきました。

トランプ大統領と言えば「アメリカ・ファースト」、「強い経済」です。

この二つが、トランプ大統領の武器だったのです。

それが今や、新型コロナウイルスによるパンデミックという、誰も予想していなかった事態により、株価は財政出動で支えましたが、実体経済はボロボロの状態となっています。

トランプ政権は、崩れて行く米国経済をなんとか立ち直させようと、更なる財政出動を発動させようとしているのです。

ジョー・バイデン氏に新たなサポーター

バラク・オバマ前大統領が、ジョー・バイデン氏を手厚くサポートしているのは周知されていますが、オバマ前大統領がプライデートでも親交のある、俳優のジョージ・クルーニー氏も、バイデン氏サポートのキャンペーンに加わったと報じられました。

ジョージ・クルーニー氏とオバマ前大統領が、資金集めのための「virtual conversation」を行ったのです。

オバマ前大統領は、政権時副大統領だったバイデン氏のための募金活動を以前から熱心に行っており、6月には1,100万ドル以上の資金を集めました。

年初に予定されていた選挙戦のキャンペーンは、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、全てオンライン上で行う事となり、資金集めが困難になることが懸念されていました。

しかし、オバマ前大統領や大物サポーターのおかげもあり、バイデン陣営は資金集めを成功させています。

28日、バイデン氏はデラウィア州ウィルミントンで、人種差別と経済の不平等に対処する方法についての演説を行いました。

新型コロナウイルス感染拡大で崩れてしまった米国経済を活性化するために必要な対策とは一体何かといった、公約とも取れる、彼の最終計画を演説内に述べました。

ここでのバイデン氏の主張は、人種差別問題への対応で批判が出ているトランプ大統領と、「私は全く違う」というところでした。

バイデン氏は、人種間の公平を目指し、経済格差の問題に焦点を置いた政策を具体的に示しました。

中小企業に対しての基金創設や、低所得者に対する住宅購入支援、また、大学の授業料の引き下げなどの案を提示したのです。

バイデン氏は、米国の中間層を下支えする姿勢を示し、中間層の労働力こそが経済にとって大きな役割を果たしていることを示しました。

また、この演説で「トランプ大統領は、人種差別問題を余計に大きくしてしまった」と、強くトランプ政権を批判しました。

これに加えてバイデン氏は同日、8月の第一週目に副大統領候補を決定する意思を発表しました。

バイデン氏が大統領となれば、米大統領就任日の時点で78歳という、米国史上一番年齢の高い大統領が誕生するという事で、健康面の心配から、副大統領候補には特に注目が集まっているのです。

バイデン氏は以前、自分が大統領となった際、もし自分が何らかの健康被害で大統領としての任務が果たせなくなった時に、代わりを任すことのできる人物を、副大統領候補に選びたいと発言しています。

副大統領候補には女性を選ぶことを発表していましたが、今はそれだけでなく、民主党内から黒人系、又は、ヒスパニック系の女性を、と言う声が多数出ている事から、既に候補は少数にしぼられており、あとは最終面談といったところまできているようです。

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