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【米国個別株動向】ネットフリックスの成長要因とアカウント共有の問題について

モトリーフール米国本社、2019年1月16日投稿記事より

ビデオストリーミングサービスの主流であるネットフリックス(ティッカー:NFLX)は、2つの異なる成長手段を打ち出しました。

一つ目はモバイルプラットフォームに支払う手数料を削減したことです。

これまでは、アップストアなどに高い手数料を支払っていましたが、それを削減しました。

二つ目は、定期利用料金を値上げしたことです。

投資家は、値上げにもかかわらず、同社の株価が7%上昇したことに興奮しました。

これらの動きによって生み出される現金は、キャッシュフローを潤沢にさせます。

そしてこのことは、ネットフリックスのさらなる成長へと結びつくことでしょう。

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ネットフリックスは、グローバル路線の拡大を維持することができるのか

アカウント共有の問題点

ブルームバーグとのインタビューで、Steelhouse(ネット広告会社)のCEO、マーク・ダグラスは、ネットフリックスはアカウント共有について制限すべきだと述べています。

ダグラスは、フールーがアカウントの共有を禁止しているように、ネットフリックスもアカウントの共有を禁止すべきと述べています。

Huluは、1アカウントにつき1つのアクティブストリームしか許可していません。

ネットフリックスの最も人気のあるプランは2つのストリームを許可しており、プレミアム層には4つのストリームを許可しています。

ネットフリックスは広く普及しているにもかかわらず、アカウント共有に関しては非常におおらかな態度を取っています。

ネットフリックスは、アカウントの共有について心配していない

ネットフリックスのリード・ヘイスティングスCEOによると、アカウントの共有は「否定的なものではなく、肯定的なもの」です。

ヘイスティングスCEOは、アカウント共有は無料広告や無料トライアルに匹敵すると考えており、見込み会員にコンテンツを紹介し、彼らが自分でサービスを申し込むことを望んでいます。

ヘイスティングスCEOは「アカウントの共有に関して、方針を変更する予定はない」と述べました。

事実、ユーザーはアカウントの共有をしている

ヘイスティングスCEOが、最近の動向についてどのように感じているのかは、明確ではありません。

アカウントの共有に対する同社の寛容なスタンスが、メンバーの家族以外の人々との共有のような事例を助長する可能性があります。

第三者による分析が全面的に行われていますが、2015年のGlobalWebIndexの調査によると、ネットフリックス会員の3分の2が自分のアカウントを他者と共有しています。

2017年のロイターの調査によると、成人の12%が世帯外の誰かの認証情報を使用してストリーミングサービス(ネットフリックス、フール―、またはアマゾン・プライムなど)にアクセスしていました。

つい最近、Magidの研究者はCNBCに対し「ミレニアル世代の35%が、ストリーミングサービスのためのパスワードを共有している」と言いました。

若い世代が、より高い割合でアカウントを共有する傾向があるように思われます。

時間が経ち、ネットフリックスの売上高の成長が減速し始めると、投資家は同社に共有アカウントの取り締りを要求するかもしれません。

アカウント共有への対応

先月、ビデオソフトウェアメーカーのSynamediaは、「Crefntials Sharing Insight」という新しいソフトウェアサービスを発表しました。

これは、ネットフリックス(および他のサービスプロバイダ)のような企業がアカウント共有を取り締まるのに役立つでしょう。

人工知能、機械学習、および行動分析を活用して、Synamediaはアカウント共有の疑わしい事例を特定したいと考えています。

このサービスは、場所、表示されているコンテンツの種類、時刻など、大量のデータポイントを調べることができます。

ネットフリックスが許容できるアカウント共有の水準がどこにあるかはわかりませんが、アカウントの横行を無限に許可すると、売上の大幅な減少につながります。

同社は、アカウントの共有に対して、より厳しい姿勢を取り始める必要があるでしょう。


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