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【米国株動向】いつまでも手放したくない3銘柄

モトリーフール米国本社、202076日投稿記事より

S&P 500は今年3月以降の下落幅をほぼすべて取り戻しています(執筆時点)。

新型コロナウイルス感染症の第2波、高い失業率、市民によるデモ、中国との貿易戦争に直面する中での株式市場の活況は不合理に見えるかもしません。

ある程度の利益確定はやむを得ないと考える投資家もいるでしょう。

次の市場暴落が起こる前にポジションを削減して利益を確定するのは賢明ですが、筆者は引き続き長期的な勝者の株式は保有し続けるべきだと考えています。

個人的には、成功を収めたアマゾン・ドット・コム(NASDAQ:AMZN)、JD.com(NASDAQ:JD)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(NYSE:JNJ)のポジションはそのままにしておくつもりです。

アマゾン:クラウドの急成長が電子商取引の成長を牽引

筆者は2015年と2016年を通じてアマゾンの株式を買い増しました。同社がクラウド・コンピューティング・サービスのアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)の業績を2015年第1四半期から開示し始めたことが購入のきっかけです。

AWSは当時既に世界最大のクラウド・プラットフォームとなっており、収益性が非常に高く、中核事業のマーケットプレイス事業の利益率の低さを相殺する可能性があることが決算で明らかになりました。

こうした同社のビジネスモデルは、利益率の低い商品とサービスを販売する電子商取引プラットフォームの拡大にAWSを活用することを可能にしました。

具体的には、割引、送料無料、ストリーミングメディアなどの特典を提供するプライム会員の仕組みを構築し、そのエコシステムの中に顧客を囲い込むことで、リアル店舗を展開する競争相手に対する優位性を広げました。

一方、クラウドサービスへの需要の急増はAWSの成長を後押しし、デジタル広告、ビデオゲームストリーミング、実店舗などの隣接市場に進出するための資金をAWSが供給するというポジティブなフィードバックループを生み出しました。

新型コロナウイルスなどマクロ環境への逆風によりアマゾンの成長は目先的には緩やかなものとなるかもしれませんが、筆者は電子商取引およびクラウド事業が今後数十年にわたり株式の高値更新を後押しすると期待しています。

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JD.com:過去の積極的な投資が結実

筆者は2018年を通じて中国最大の小売業者であるJDの株式を買い増しました。

当時、成長の鈍化、経費の増加、創業者兼CEOに対するレイプ疑惑を巡る懸念により、株価が下落していたからです。

JDはフルフィルメント能力、物流ネットワーク、デジタルエコシステムを拡大していたため、営業費用は増加していました。

また、新たな顧客を開拓しようと比較的人口の少ない都市に徐々に進出していました。

こうした取り組みは、同社への大口投資家(テンセント、ウォルマート、アルファベット傘下のグーグル)の支援と相まって、事業規模を拡大し、収益成長を安定させると筆者は考えていました。

上記の投資はこの1年で実を結び、新型コロナウイルス禍にもかかわらず年間アクティブ顧客数の増加ペースは加速し、増収率は一貫して20%を超えています。

コスト削減と他社への有料物流サービスの提供が利益を安定させ、CEOのリチャード・リュウ氏に対する厄介な告発は取り下げられました。

アリババの共同創業者であるジャック・マー氏はかつて、より良い品質管理のために在庫を積み増したJDの資本集約型モデルは「悲劇」に終わるだろうと主張しました。

JDはマー氏の主張が明らかに間違っていることを証明しました。

筆者はJDの株価には依然として上値余地があると考えています。

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ジョンソン・アンド・ジョンソン:事業の多様化と危機からの回復力が安定した成長の源泉

筆者は2015年を通じてジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)のポジションを上積みした後、過去5年間の配当を再投資しました。

筆者がJ&Jに魅力を感じる理由は、医薬品、医療機器、消費者向けヘルスケア製品からなる同社の幅広い製品ポートフォリオとその競争力、50年超にわたり続けてきた増配、かつての景気後退および市場低迷局面で見せた回復力です。

J&Jは近年、同社の主力医薬品のジェネリック薬との競争、ベビーパウダーの大規模な製品回収、訴訟など、多くの逆風に直面しています。

しかし、同社の事業は極めて多様化しているため、短期的な課題を乗り切るのは容易です。

同社が今年4月、新型コロナウイルス危機を踏まえて通期の売上高および利益ガイダンスを引き下げた後に増配に踏み切った背景には、同社のそうした回復力があります。

予想配当利回りは現在2.9%で、S&P 500の平均である1.9%を上回っています。

過去20年間の合計リターンは370%近くになります。同社の緩やかで着実な成長がすぐに終わることはないと期待しています。

長期的な成長を見込めるヘルスケア銘柄「ジョンソン・アンド・ジョンソン」

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。アマゾンの子会社ホールフーズ・マーケットのCEOであるJohn Mackeyは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。アルファベットのエグゼクティブであるSuzanne Freyは、モトリーフール社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Leo Sunは、アマゾン株、JD.com株、ジョンソン・エンド・ジョンソン株、テンセント・ホールディングス株を保有しています。モトリーフール米国本社は、アマゾン株、アルファベット(A株)、アルファベット(C株)、アリババ・グループ・ホールディングス株、テンセント・ホールディングス株、JD.com株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、ジョンソン・エンド・ジョンソン株を推奨しています。モトリーフール米国本社は、アマゾン株のオプションを推奨しています(2022年1月の1940ドルのショート・コール、2022年1月の1920ドルのロング・コール)。
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