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【米国株動向】配当利回り5%超の3銘柄

モトリーフール米国本社、202079日投稿記事より

現在の低金利の時代において、インカム志向の投資家は、持ち分を売却することなくキャッシュを生み出す手段として株式と配当に注目しています。

しかし、高利回りを目指す投資には問題もあります。

配当利回りの高さは、往々にして減配の可能性が高い「配当の罠」のサインです。

配当利回りが高い上に、配当の継続や増配の可能性がそれなりにある銘柄を見つけるには、配当以外の要素についても深く検討しなければなりません。

配当が継続すると考えられる理由を理解することが必要です。

以下の3銘柄は配当利回りが5%を超えており、検討に値するとみられます。

1. 優れたバランスシートを有するパイプライン大手

エネルギーパイプライン大手のキンダー・モルガン(NYSE:KMI)は、2015年後半に同業のナチュラル・ガス・パイプライン・カンパニー・オブ・アメリカを救済した際に過剰な債務を背負い、苦境に陥りました。

キンダーの社債がジャンク債に格下げされる恐れが生じたため、同社は配当を減配し、バランスシートを整理するために大規模な行動を取りました。

堅実な事業運営とキャッシュフローに加え、バランスシートが強化されたことで、同社は増配を再開しました。

新型コロナウイルスのパンデミックの最悪期において、原油価格が0ドルを下回りそうになる中、同社は配当を5%増配することができました。

直近の株価に基づく配当利回りは約6.9%です(執筆時点)。同社は増配に加え、新型コロナウイルスによる変化を考慮しても、年間の営業キャッシュフローによって支払配当額を十分にカバーできると予想しています。

エネルギー消費はパンデミックによって全体的に減少していますが、パイプラインはエネルギー輸送の手段としては比較的安価であり、景気減速による悪影響を緩和することが可能です。

そのため、キンダーが配当を維持する(そして最終的には増配を再開する)見込みは十分にあると考えられます。

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2. メディアと通信の巨大企業

通信会社AT&T(NYSE:T)は、一般的な有線電話サービスで最も有名かもしれません。

しかし、同社は携帯電話サービス、インターネットサービス、衛星放送・ストリーミング配信サービスに加え、傘下の娯楽・メディア会社タイム・ワーナーを通じてコンテンツ提供も手掛けています。

人と人が物理的に近づくことができず、デジタルな手段でつながる現在の世の中では、同社の通信・娯楽インフラは人々が離れ離れにならないために極めて重要な役割を果たしています。

AT&Tの配当利回りは約6.8%です(執筆時点)。

支払配当額は実績利益の100%を超えますが、営業キャッシュフローで十分にカバーすることができます。

AT&Tの現在の四半期配当は1株当たり0.52ドル(執筆時点)で、昨年の0.51ドルから若干増加しました。

増配の緩やかなペースや配当性向の高さから見て、同社は成熟した企業であり、世界を熱狂させるような高成長企業ではないことが分かります。

それでも現在の低金利環境では、インカム志向の投資家にとって、配当利回りが6.8%で一定の成長余地がある企業は悪くないでしょう。

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3. 「盤石」な保険会社

保険会社プルデンシャル・ファイナンシャル(NYSE:PRU)は、盤石であることを非常に重視しており、企業のロゴに「ジブラルタルの岩」を採用しています。

同社の基盤は、自己資本約610億ドル、負債3,900億ドルのバランスシートに支えられています。

ほとんどの保険会社と同様に、プルデンシャルはリスクの価格付けによって利益を得ています。

価格付けが適正ならば、保険料収入によって、保険金支払いによる資金流出を相殺することができます。

適正でない場合は、バランスシート上の自己資本が予想外のコストをカバーします。

新型コロナウイルスによって不確実性は高まっています。

しかし、プルデンシャルのバランスシートは、同社が新たなリスクを理解するのに十分な期間にわたり存続することを可能にします。

この理解を踏まえ、同社は新たなリスク特性に基づき、今後の保険契約の保険料を調整することができます。

つまり、新型コロナウイルスが一時的な混乱をもたらしても、最終的には問題ないということです。

一方、短期的なリスクによって株価は年初来で大幅に下落しており、配当利回り約7.4%の銘柄を買うチャンスが生じています(執筆時点)。

配当利回りの高さにもかかわらず、支払配当額は実績利益の約60%にすぎません。

アナリストは、今年と来年の利益が配当を十分にカバーできると予想しています。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Chuck Salettaは、キンダー・モルガン株、プルデンシャル・ファイナンシャル株を保有しています。Chuck Salettaは、以下のオプションを保有しています(キンダー・モルガン株の2022年1月の20ドルのロング・コール、キンダー・モルガン株の2022年1月の20ドルのショート・プット、キンダー・モルガン株の2021年1月の18ドルのショート・プット、プルデンシャル・ファイナンシャル株の2020年9月の80ドルのショート・プット、プルデンシャル・ファイナンシャル株の2020年9月の90ドルのショート・コール、プルデンシャル・ファイナンシャル株の2022年1月の100ドルのショート・プット、プルデンシャル・ファイナンシャル株の2022年1月の100ドルのショート・コール)。モトリーフール米国本社は、キンダー・モルガン株を保有し、推奨しています。
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