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ピーター・リンチが好みそうな米国成長株を3つ紹介

モトリーフール米国本社、2019年1月16日投稿記事より

ピーター・リンチは、世界で最も偉大な投資家の一人として広く認識されています。

リンチは、フィデリティのマゼランファンドのマネージャーとして1977年から1990年までの在職期間中に29.2%という驚くべき平均年間リターンを達成しました。

リンチは自らの投資の知恵を、ベストセラーとなっている彼の著書に記していますが、彼の考え方に合った株式を見つけることは必ずしも容易ではありません。

そこで、私たちはピーター・リンチが好むであろう株式について議論しました。

以下では、リンチが好むと思われる2U (ティッカー:TWOU)、Magellan Midstream Partners (ティッカー:MMP)、 Momo (ティッカー:MOMO)について見ていきます。

投資家が参考にできるピーター・リンチの3つの名言

オンライン教育の「2U」は長期的な成長性に期待

ピーター・リンチは、同僚の投資家を教育するのが好きでした。

そして彼はまた、成長のために長い時間のかかる比較的小規模な企業を探すのが好きでした。

そのため、彼がオンライン教育プラットフォームのリーダー企業である2Uを高く評価するのではないかと考えます。

公平を期すために言いますと、リンチは収益性の高いビジネスも気に入っていました。

しかし、2Uはまったく利益が出ていません。

その理由を、2Uの共同創設者兼CEOのクリストファー・J・ポーセックから聞いたところ、10年から15年の期間にわたって、各大学院のプログラムに多額の投資を行っているためだということです。

2Uはジョージタウン、エール、バークレー、そしてハーバード大学を含む34の大学において、65の大学院プログラムを開講しました。

同社は、そのペースを2021年までにほぼ倍増させ、長期的には250のプログラムを開講する予定です。

そして、2017年のGetSmarterの買収により、国際的なプログラムや学位以外の短期コースを立ち上げる予定です。

2Uは短期的な収益性は無視しても、その長期的な成長を期待したいと考えている投資家に適した株式です。

「Magellan Midstream Partners」は高配当のエネルギー株

配当重視の投資家が、ピーター・リンチの手法で投資を行うのは困難です。

彼は、成長株式への投資を得意としています。

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ただし、彼の幅広い手法の中には、Magellan Midstream Partners(以下「マゼラン」)のような大規模な成長計画を持つ企業への投資も含まれます。

マゼランは、エネルギー業界の中流に位置する企業です。

同社は、エネルギーを産出する上流企業から、パイプラインなどのインフラ資産の使用料を徴収します。

同社は、2020年までに資本プロジェクトにおよそ17億ドルを費やし、米国のエネルギー生産の継続的な成長を支えることを計画しています。

これにより、年率5%から8%の配当利回りを可能にします。

原油価格の下落はマゼランの長期的な見通しにほとんど影響を与えませんが、同社株式は原油価格とともに下落しました。

6.9%の配当利回りを持つ同社は、非常に割安に見えます。

同社をモニターするために必要なことは、米国のエネルギー生産に関する最新情報を確認することだけです。

米国のエネルギー生産が強い間は、同社の業績に問題は生じません。

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中国発のマッチングアプリ「Momo」は低PERの成長株

ピーター・リンチの伝統的な教訓の1つは、利益成長率よりも低いPERの株式を見つけることです。

Momoは、利益のわずか10倍の株価で取引されていますので、彼の教訓にぴったり合致します。

アナリストは、Momoの利益は前年比34%、そして来年はさらに前年比19%増加すると予想しています。

そして、その売上は前年比52%、来年はさらに前年比22%増加すると予想しています。

Momoが中国のハイテク株であることが、評価の低い理由です。

同社は、米中貿易摩擦と人民元安、そしてソーシャルネットワーキングとライブビデオアプリに対する中国政府の規制により打撃を受けました。

しかし同社は、これまでの景気後退や規制の取り締まりの波を乗り越えてきました。

Momoは中国のマッチングアプリの企業です。

同名のソーシャルプラットフォームは、オンラインデートによく利用されています。

また、同社はTantanという出会いアプリも所有しています。

Momoはユーザーが作成したライブビデオ放送から売上のほとんどを生み出しており、MomoとTantanのデート機能からも利益を上げています。

Momoの月間アクティブユーザー数は、前年比17%増の1億1,500万人、ライブビデオと付加価値サービスの有料ユーザー数は、前年比71%増の1,250万人となりました。

売上高は前年比51%増の5億3,600万ドル、純利益は前年比21%増の1億1,400万ドルです。

これらは、同社のPERと比較して際立った成長率です。

Momoは、中国に関するよいニュースがあれば急上昇する可能性があります。

まとめ

これらの3つの株式が市場リターンを上回ることを保証することはできません。

しかし、ピーター・リンチのような鋭い投資家は、これらが忍耐強く長期的な株主にとって最高の機会をもたらすような株式であるのではないでしょうか。

2Uの新しいプログラム開始のために長い時間がかかること、Magellanの高い配当利回りと成長の計画、Momoの成長率とその評価の間の不一致について、自分自身でよく検討する必要があるでしょう。

リンチの投資がうまくいったのは、様々な株式について厳密に検討したことが最も大きな要因だと思われるからです。


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