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【米国株動向】アマゾンは4年以内に時価総額3兆ドルとなるだろう

モトリーフール米国本社、202072日投稿記事より

新型コロナウイルスのパンデミックによる株式市場の急落は、過去にないほど投資家の決心が試されるものとなりました。

しかし、この混乱とその後の株価上昇の中で、いくつかの企業は他社に抜きん出る成果を挙げました。

その中で最も優れていたのはeコマース大手アマゾン・ドット・コム(NASDAQ:AMZN)かもしれません。

今年のアマゾンは誰にも止められないが、基本的に割高

アマゾンは今年、目覚ましいパフォーマンスを挙げています。

特に同社の時価総額が1兆3,400億ドルで、米国の上場企業で3番目の大きさであることを考えればなおさらです。

同社の株価は、2020年に入ってから、終値ベースで年初来9%超下落したことが一度もありません(執筆時点)。

年初から6月29日までの間に45%上昇しており、S&P500指数を50%ポイント、アウトパフォームしました。

アマゾンはパンデミックによる主要な受益者となっています。

実店舗での買い物ができない中で、同社はオンライン販売の急増による恩恵を受けています。

株価は割安ではありません。

今年のコンセンサス予想利益に基づく株価収益率(PER)は142倍、2021年予想PERは72倍です。

時価総額3兆ドルに達する初の企業となる可能性

しかし、アマゾンは旧来の企業とは全く違います。同社は営業キャッシュフローの大部分を再投資し、中核事業の成長、イノベーション、新事業の拡大を進めています。

古くさいPERに注目するのは、アマゾンの評価に適した方法とは言えません。

なぜなら、現在の利益を最大化しても将来の成長には役立たないからです。

アマゾンの適切なバリュエーションを判断する指標としては、株価/営業キャッシュフロー倍率の方が大幅に優れています。

ウォール街の予想によれば、アマゾンは今後数年間にわたり、膨大な金額の営業キャッシュフローを生み出すとみられます。

1株当たり営業キャッシュフローのコンセンサス予想は以下の通りです。

2020年:85.73ドル

2021年:106.80ドル

2022年:126.50ドル

2023年:201.30ドル

過去10年間、アマゾンの年末時点の株価/営業キャッシュフロー倍率は23~37倍でした。

つまり、平均的なバリュエーションは約30倍です。これを2023年末まで維持した場合、株価は6,039ドル、時価総額は3兆100億ドルとなります。

株価が従来のバリュエーションの範囲内で推移さえすれば、アマゾンは初の時価総額3兆ドル超え企業となるのです。

しかも、それが今後4年間で起きる可能性があります。

アマゾンの成長を推進する要因

アマゾンは米国全体のeコマースの約40%を支配していると言われています。

同社は間接費を削減し、利便性と物流について再考することで、小売業界を完全に変えました。

一般に小売業の利益率は極めて低いのですが、アマゾンはプライム会員制度を利用して成長を推進してきました。

同社は今年、プライム会員の人数が世界全体で1億5,000万人を超えており、現在のパンデミックで2億人に迫る可能性が高いと発表しました。

プライム会員制度は、利益率が高いだけでなく、ユーザーを同社の商品・サービスのエコシステムにとどめる上で完璧な役割を果たしています。

しかし、アマゾンの営業キャッシュフローの伸びの大部分は、クラウド事業のアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)によるものとなるでしょう。

新型コロナウイルスの感染拡大のはるか以前から、ビジネスのデジタル化は着実に進んでいました。

今や、この移行は大きく加速しており、AWSは中小企業が自社クラウドを開発するための基礎となっています。

アマゾンのクラウドの利益率は、eコマース、食料品販売、広告、ストリーミング配信の利益率を大幅に上回っています。

AWSが売上高に占める割合が高くなるほど、キャッシュフローは急激に増加します。

2018年末以降で、AWSが売上高に占める割合は11%から13.5%へ上昇しました。

この割合は2023年末までに20%超へ上昇する可能性が十分にあります。

アマゾンの株価やPERに恐れを感じた時は、同社のキャッシュフローが持つポテンシャルを考慮してください。

これはゲームを変えるだけでなく、同社を世界最大の上場企業へ押し上げることも十分にあり得ます。

アマゾンの株価が上場来高値を更新し、3,000ドルを超える。さらなる続伸はあるか

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。アマゾンの子会社ホールフーズ・マーケットのCEOであるJohn Mackeyは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Sean Williamsは、アマゾン株を保有しています。モトリーフール米国本社は、アマゾン株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、アマゾン株のオプションを推奨しています(2022年1月の1940ドルのショート・コール、2022年1月の1920ドルのロング・コール)。
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