基準価額大幅高投信に学ぶ。「厳選ジャパン」の上位銘柄とは

現在世界は、未曾有の状況に追い込まれています。
コロナウィルスという大きな危機の中、多くの国では経済活動の低迷を余儀なくされている状態です。
世界各国で発表されている4月から6月期のGDPは、過去類を見ないほど急減速しています。
株価や為替も例外ではなく、最もコロナウィルスの影響が顕著になった3月には、日経平均株価は1万6,000円台まで下落してしまいました。
またニューヨークダウも、一時1万8000ドル台まで下落しています。
ニューヨークダウは2月に2万9,000ドル台をつけていたので、わずか1ヵ月で10,000ドルも下落したことになります。
為替についてもドル円は、1時101円台まで円高が進んでしまいました。
このように、コロナウイルスは株式や為替の面でも大きな影響を与えていることがわかります。
多くの投資家は、今後どのように投資をしてよいか悩んでいるのではないでしょうか?
今回は今後の投資の参考として、運用成績の良い投資信託の組み入れ銘柄について注目してみます。
今回紹介する投資信託は、日本株の投資信託である「厳選ジャパン」といったファンドです。
では厳選ジャパンの中身について見ていきましょう。
厳選ジャパンの基本情報
この章では、厳選ジャパンの基本的な情報について載せておきます。
- 基準価額:14,812 円(2020年7月3日現在)
- 運用会社:アセットマネジメントOne
- 運用方針:今後成長が期待できる株式20銘柄程度に厳選して投資。銘柄選定は、優れた経営者の質・ビジョンなどに注目して選定を行う。
では実際の運用成績はどのようになっているのでしょうか。
累積リターン(2020/05/末時点)
- 1ヶ月…+24.2%
- 3ヶ月…+34.1%
- 6ヶ月…+9.1%
- 1年…+9.5%
- 設定来…+51.8%
特にコロナウィルスのリスクが顕在化してから大きなリターンを上げていることがわかります。
ではこの厳選ジャパンはどのような銘柄を組み込んでいるのでしょうか。
厳選ジャパンの上位10銘柄について解説
厳選ジャパンの上位10銘柄は以下のようになっています。
メドピア
医師専用サイト等運営。
2019年9月期連結は薬剤評価掲示板の拡販、オンライン医療相談サービスの法人利用拡大等で増収増益。
グレイステクノロジー
技術マニュアル作成とコンサルティング業務を展開。
2019年3月期は「e-manual」の導入促進で増収増益。
マクアケ
クラウドファンディングプラットフォーム「Makuake」を運営。
2019年9月期は増収となるも、販管費負担増などで減益。
チームスピリット
勤怠管理システムをクラウドで提供。
2019年8月期は主力サービス「TeamSpirit」の大幅受注増等で増収増益。
弁護士ドットコム
「弁護士ドットコム」 の運営等展開。
2019年3月期はサイト訪問者数増加に伴い、各サービスの会員数が順調に増加し増収増益。
ジャパンエレベーター
ジャパンエレベーターサービスホールディングス (株) 連結対象子会社で、東京都、千葉県、茨城県における保守·保全業務を担当。
プロレド·パートナーズ
ローコスト戦略かつ成功報酬型のコンサルティングを展開。
2018年7月東証マザーズに上場し、高成長を堅持。
BASE
ECプラットフォーム「BASE」を運営。
201 9年12月期連結は全事業とも堅調で増収も、人件費等の販管費増で損失幅縮小。
最近積極的にテレビシーエムを行い知名度が飛躍的にアップ。
エスプール
人村派遣や商品発送代行サービス等展開。
2019年11月期連結は人材派遣サービスや障がい者雇用支援が堅調となり 増収増益。
オイシックス
青果物のネット販売を展開。
2020年3月期第 2 四半期連結はOisixの好調で増収も、原価、販管費負担の増加等で減益推惟移。
厳選ジャパンは有名銘柄ではなく、「これから」に注目している
厳選ジャパンの銘柄を見てみると、決して誰もが知っている有名な銘柄に投資しているわけではないということがわかっていただけると思います。
まさに「これから伸びる企業」に注目して投資しているのです。
これらの企業を、投資初心者の方が自分で見つけ出す事は難しいかもしれません。
新興企業は大きく伸びる魅力はありますが、その分リスクも高くなることも確かです。
もし新興企業に投資したい方がいらっしゃれば、厳選ジャパンのように運用成績の良い投資信託を見つけて、その銘柄について詳しく調べてみるのはいかがでしょうか?
自分で投資先を見つけるより高い確率で利益を得ることができるかもしれません。
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コロナ禍で消費者が一斉にレストランや航空機の利用を敬遠した一方、在宅需要という大きな恩恵を享受し、新産業として伸びた分野もあります。過去1年で既に株価は大幅に上昇してしまいましたが、在宅関連銘柄としても、長期的な成長株としても注目できる3銘柄を取り上げます。
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免責事項と開示事項 記事の作者、渡辺たけしは、記事内で言及されている銘柄を保有してはいません。記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資アドバイスではありません。