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【米国株動向】配当利回りが5%を上回るIT関連3銘柄

モトリーフール米国本社、2020628日投稿記事より

ハイテク業界はこれまで配当に積極的とはみなされていませんでした。

しかし、ハイテク業界が成熟するにつれて、多くの企業が株主と利益を分かち合い始めることが理にかなっていると考えるようになっています。

AT&T(NYSE:T)、IBM(NYSE:IBM)、シーゲイト・テクノロジー(NASDAQ:STX)は、株価に上値余地があるだけでなく、配当利回りが現時点で5%を超えています。

AT&T

AT&Tはここ数年、激しい競争、ケーブルテレビの解約、投資のかさむ5Gネットワーク構築に直面しており、株価は低迷しています。

今年初め、同社が新型コロナウイルスの世界的流行の最中に自社株買いを停止すると発表すると、株価はさらに下落しました。

昨年12月、同社は36年連続で配当を引き上げました。

こうした着実な増配と株価の長期停滞が相まって高い配当利回りをもたらしています。

今年の年間配当は1株当たり2.08ドルで、現在の株価に基づく配当利回りは約7.1%です(執筆時点)。

また、AT&Tの配当性向(配当に充当される当期純利益の割合)は約65%と高水準とはいえ持続可能とみられており、さらなる増配の余地があります。

しかも同社の株価は今後数年間で大幅に上昇する可能性があります。

同社は全米で5Gサービスを提供する3社のうちの1社として何らかの価格決定力を持つはずです。

また、バリュエーションは予想PERが9.1倍と魅力的です。

とはいえ、株価が割安であるのには理由があります。アナリストは今後5年間の年平均増益率を1.8%未満と予想しています。

しかも、ディレクTVとワーナーメディアの買収により同社は巨額な負債を抱えました。

株価に関する今後の見通しは強弱が混在したものとなっていますが、同社が抱える問題が配当を損ねることは恐らくないでしょう。

AT&Tは、高配当株としての地位を失った場合にやって来る、株価へのさらなる圧力を回避したいと思うはずです。

株主は今年12月にさらなる増配を期待してもよさそうです。

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IBM

IBMは新たな高配当株であるだけでなく、利回りそのものが最高の部類に入ります。

25年連続で増配しており、現在の配当利回りは5.6%弱に達しています。

一方、株価は長期株主に報いていません。

この10年間で上昇局面がしばしばあったものの、現在の株価は2009年7月の水準です。

同社は現在、移行期にあります。4月にCEOに就任したアービンド・クリシュナ氏は以前、同社のクラウド部門を率い、昨年のレッドハウスの340億ドルでの買収で役割を果たしました。

また、直近の四半期決算では、会社全体の売上高が3.4%減少したにもかかわらず、クラウド部門の売上高は前年比19%増となりました。

現在の2020年予想PERは約10.5倍で、アナリストは今後5年間の年平均増益率を約3.9%と予想しています。

しかし、クリシュナ氏が低成長部門を統廃合し、成長と配当を両立させることができれば、予想PERと業績予想は切りあがる可能性があります。

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シーゲイト・テクノロジー

シーゲイトはIBMと同様、自社の再定義に迫られています。

PCが主流の時代はハードディスク装置に特化していましたが、テクノロジーが進化する中でエッジコンピューティング向けのメモリー供給に力点を置くようになりました。

同社はこの流れの恩恵を受けるかもしれません。

同社を高配当株と考える人はほとんどいませんが、シーゲイトは2003年に配当を開始して以降、ほぼ定期的に増配しています。

現在の配当は1株当たり2.60ドルで配当利回りは5.5%です。

配当性向は約52%で、この水準を維持するのはさほど難しくありません。

現在の予想PERは9倍強です。過去5年間の平均が10.2倍であることを考えると、投資家は今後の急成長を予想していないのかもしれません。

しかも現在の株価は、2014年後半に付けた最高値を大きく下回っています。

増益率はこれまでは緩慢でしたが、アナリストは今後5年間の年平均増益率を9.1%と予想しています。

したがって、投資家は現在のバリュエーションに比べて大幅な成長を期待できるかもしれません。

また、株価が低迷したとしても、株主は高配当の恩恵を受けられます。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。マイクロソフトの子会社LinkedInの従業員であるTeresa Kerstenは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Will Healyは、AT&T株を保有しています。モトリーフール米国本社は、マイクロソフト株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、マイクロソフト株のオプションを推奨しています(2021年1月の85ドルのロング・コール、2021年1月の115ドルのロング・コール)。
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