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【米国株動向】二番底に備えて注目すべき優良成長株3本

モトリーフール米国本社、2020628日投稿記事より

ウォール街と投資家にとっての2020年の教訓は、株式市場の急落は投資のプロセスにおいて不可避であること、そして優良企業への投資を持続するのが賢明であるということでしょう。

新型コロナウイルスのパンデミックによって、S&P500指数は33日間で34%急落しました。

しかし、下落分の約80%を取り戻すのにかかったのはわずか11週間で、ハイテク株の比重が大きいナスダック総合指数は過去最高値まで上昇しました。

長期的な視点で考え、パニックの時期に実績を挙げた堅固なグロース株に投資することには明確な価値があります。

株式市場の次なる急落に備え、堅固なグロース株を3本紹介します。

フェイスブック

ソーシャルメディア大手フェイスブック(NASDAQ:FB)のビジネスモデルは広告が中心ですが、過去の景気後退では企業の広告支出は短期的に減少しています。

しかし、1~2四半期にわたって広告事業が不安定だからといって、ソーシャルメディア業界における同社の支配力を無視するのは大きな間違いです。

直近四半期末の時点で、フェイスブックの月間アクティブユーザー数(MAU)は26億人、同社傘下のソーシャルメディア全体のMAUは29億9,000万人でした。

後者はソーシャルメディア間の重複を排除した数値です。

つまり、世界の全人口の33%がフェイスブックを、38%が同社のソーシャルメディアを毎月利用していることになります。

同社はフェイスブックだけでなく、インスタグラム、ワッツアップ、フェイスブック・メッセンジャーを所有しており、世界で最もアクセス数が多い上位7件のサイトのうち4件を占めます。

これらのサイトの中で、本格的に収益化されているのはフェイスブックとインスタグラムのみです。

ワッツアップとフェイスブック・メッセンジャーについては、同社は成長を生み出す方法を模索し始めたばかりです。

フェイスブックは、資産を収益化し始めて比較的間もないため、今後も長期にわたって2桁台の成長率を持続できるように見えます。

ブロードコム

半導体大手ブロードコム(NASDAQ:AVGO)も堅固なグロース株の1つです。

今後数四半期の景気後退の間、消費動向は不安定となる可能性がありますが、ブロードコムには好調な業績を挙げるのに必要な条件が揃っています。

同社にとって最大のカタリストは、今後の5Gネットワークの展開です。

ブロードコムは、約3四半期分の売上を無線用半導体などのスマートフォン用ソリューションによって挙げています。

さらに、5Gによる売上増は1年だけにとどまらず、複数年にわたる技術更新サイクルがスマートフォン用ソリューションの力強い需要を牽引するでしょう。

同社の2桁台の増益を促すもう1つの要因は、企業によるクラウドへの移行です。

データセンター用半導体の製造は、同社の今後10年間の成長において重要な役割を果たすでしょう。

新型コロナウイルスのパンデミックは在宅勤務のトレンドを加速しており、企業はデータセンターへの積極的な支出増を余儀なくされるとみられます。

またブロードコムは、過去10年間で四半期配当を3.25ドルへと4,500%以上増加させています。

アレクシオン・ファーマシューティカルズ

製薬会社アレクシオン・ファーマシューティカルズ(NASDAQ:ALXN)は、長期投資家がポートフォリオに追加するのに最適な銘柄のひとつといえるでしょう。

アレクシオンと他の製薬会社の明確な違いの1つは、同社が希少疾患に重点を置いていることです。

同社が治療薬の開発に取り組んでいる疾患は、超希少疾患とも呼ばれます。

超希少疾患の治療薬の開発に成功すれば、製薬会社にとってキャッシュ・カウ(金のなる木)になる可能性があります。

保険会社は通常、米食品医薬品局(FDA)に承認された治療薬を医療保険の対象とせざるを得ず、競合は往々にして存在しません。

これにより、同社の希少疾患治療薬「ソリリス」はブロックバスター(大ヒット医薬品)となりました。

アレクシオンに関して最も魅力的なのは、ソリリスの後継医薬品「ユルトミリス」をめぐる事業機会です。

ウォール街は、ソリリスの特許が期限切れとなることで、同薬がジェネリック薬との競争にさらされる可能性があると懸念していました。

しかし、2週間に1度の注射が必要だったソリリスに対し、ユルトミリスは8週間に1度で十分です。

したがって、ユルトミリスは患者の生活の質を改善し、ソリリスのジェネリック薬に簡単に勝つことができるでしょう。

アレクシオンは、売上の成長率が2桁台前半に達する可能性があるにもかかわらず、現在の2021年予想株価収益率(PER)が10倍を下回っています(執筆時点)。

そのため、株式市場が大幅に下落した時は、押し目買いに適した割安なグロース株となります。

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このレポートでは、パンデミック時に生じる需要増の恩恵を受けるだけでなく、長期的な成長性のある優良株に注目してみます。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。Randi Zuckerbergは、フェイスブックのマーケティング開発部の元ディレクターおよび元スポークスウーマンであり、マーク・ザッカーバーグCEOの姉です。Randiはモトリーフール社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Sean Williamsは、フェイスブック株を保有しています。モトリーフール米国本社は、フェイスブック株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、ブロードコム株を推奨しています。
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