The Motley Fool

【米国株動向】ストリーミング配信関連3銘柄

モトリーフール米国本社、2020625日投稿記事より

コネクテッドテレビ(オンデマンドのストリーミング配信)は、考えるまでもなく、投資に適したメガトレンドであると言えます。

消費者とコンテンツ制作者の両方がこのトレンドを前進させるでしょう。

消費者はチャンネルを変えてその時放送している番組を見るのではなく、見たい番組を見たい時に見るようになっています。

制作者はストリーミング配信サービスを開始し、消費者の需要に追随するとみられます。

従来型テレビの死は加速しています。

調査会社リヒトマン・リサーチ・グループ(LRG)によれば、有料テレビプロバイダー上位5社は今年第2四半期に合計で200万人以上の加入者を失いました。

これは1四半期としては非常に大幅な減少です。

しかし、加入者はまだ8,400万人も存在しており、今後も一段と加入者が減る可能性を示しています。

投資家は、この大規模な移行から利益を得るうえで、特に優れた地位にある企業に投資しておくべきでしょう。

コネクテッドテレビのトレンドに乗るための銘柄として、ロク(NASDAQ:ROKU)、ライブランプ・ホールディングス(NYSE:RAMP)、ザ・ルビコン・プロジェクト(NASDAQ:RUBI)を紹介します。

ロク

動画のストリーミング配信を視聴する方法はいくつもありますが、最も好まれるのはストリーミング対応テレビでの視聴でしょう。

外付けのハードウェアによってアップグレードできるテレビもあれば、オペレーティングシステム(OS)が組み込まれているテレビもあります。

ロクはこの両方に対応しています。

ロクの収益はプレーヤーとプラットフォームの2部門に分かれています。

プレーヤー部門の収益は、ストリーミング非対応のテレビでストリーミング配信を視聴するために取り付けるハードウェアによるものです。

プラットフォーム部門では、広告料や、ストリーミング配信のサブスクリプション料金の一部を収益としています。

注目すべきはプラットフォーム部門です。

2020年第1四半期の同部門の収益は前年同期比73%増の2億3,300万ドルとなりました。同部門は収益全体の73%、粗利益全体の93%を占めます。

特に魅力的なのは、ロクのOSが、急速に世界中のスマートテレビにおけるデフォルトのOSとなりつつあることです。

同社によれば、第1四半期に米国で販売されたスマートテレビの3台に1台はロクのOSを搭載しています。

カナダではこの割合は4分の1です。さらに、同社はこのトレンドをグローバルなものとするため、世界中でパートナーシップを締結しています。

【米国株動向】ロクとクローガーが提携、テレビ広告を消費財行動に結び付ける

ライブランプ・ホールディングス

ライブランプ・ホールディングスの事業内容を簡潔に説明するのは困難ですが、一言で言えば「仲買人」です。

同社は広告プラットフォームと統合し、企業を結び付けることによって、消費者の個人情報と企業の機密データを保護しつつターゲティング広告を生み出すことを可能にしています。

最近、ケーブルテレビ大手のコムキャスト、同業のチャーター・コミュニケーションズ、メディア大手バイアコムCBSが提携し、ライブランプと同様に匿名の視聴者データを共有できるプラットフォームを設立しました。

競争の激化によって、ライブランプの事業は正当なものであると認められるでしょう。

同社のソリューションはコネクテッドテレビの将来にとって重要です。

同社には先行者としての競争上の優位性があります。

需要サイドでは、35件の大手広告プラットフォームがライブランプと統合されています。供給サイドでは、広告在庫の90%を占めるプラットフォームと提携しています。

特に魅力的なのは、3月31日時点で7億1,800万ドルの手元現金を有し、負債がゼロであることです。

この優れたバランスシートは、下振れリスクを大幅に削減し、同社に膨大な選択肢を与えています。

ザ・ルビコン・プロジェクト

デジタル広告は、需要側と供給側の広告プラットフォームによる瞬間的な入札競争を経て提供されます。

ザ・トレード・デスクは需要側の超大手企業で、時価総額は180億ドルに上ります。

しかし、同社の株価/実績売上高倍率(実績PSR)は26倍と割高です。これが高過ぎると感じる場合は、供給側のザ・ルビコン・プロジェクトに注目してはどうでしょうか。

同社はトレード・デスクほど速く成長してはいないものの、株価は比較的割安で、PSRは5倍未満です。

一般に、バリュエーションが割安だからと言って、業績が低調な企業の株式に投資するのは得策ではありません。

しかし、ルビコンの場合は例外です。同社は同業のテラリアと合併したため、過去の業績は必ずしも今後の業績の目安にはならないかもしれません。合併の目的は、独立系の供給側プラットフォームとして最大の企業となり、コネクテッドテレビのメガトレンドからより多くの利益を得ることです。

合併は4月1日に完了したため、同社が恩恵を受けるのはこれからです。

コネクテッドテレビへの移行が大きなトレンドとなるならば、合併による利益がもたらされる前に、供給側で最大の広告プラットフォームに投資するのは当然と言えます。

また、株価は2020年の高値を約50%下回っています(執筆時点)。

【米国株動向】新型コロナウイルスによる株式暴落局面で筆者が購入した米国株15銘柄

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米国株式市場で株価が急上昇していますが、株式市場と米国経済の現状が一致しない理由をレポートとしてまとめています。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Jon Quastは、ライブランプ・ホールディングス株、ザ・ルビコン・プロジェクト株を保有しています。モトリーフール米国本社は、ザ・ルビコン・プロジェクト株、ロク株、トレードデスク株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、コムキャスト株を保有し、推奨しています。
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