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【米国株動向】アフターコロナで注目の3銘柄

モトリーフール米国本社、2020年6月21日投稿記事より

2020年はまだ終わっていませんが、これまで非常に中身の濃い期間だったといえます。

マーケットは大きく変動しましたが、結局のところS&P 500は年初の水準を4%下回っているだけであり、過去最高値から約8%下回るという水準に収まっています。

しかし、現時点で数百万人が失業しています。

経済活動は3月下旬と4月上旬の急激な落ち込みから回復しましたが、「通常」に戻るにはまだまだ時間がかかります。

S&P 500のような指数は、その指数に含まれるすべての企業の株価の平均にすぎません。

簡単に言えば、S&P 500の中では、うまくいっている企業もあれば、うまくいっていない企業もあるということです。

例えば、アマゾン、マイクロソフト、その他の無数のIT企業などの株価は大きく回復しています。

これらの企業は、すでに高成長モードにありましたが、現在の情勢がその成長スピードに拍車をかけました。

これらのIT企業の株価は急上昇しています。

つまり、S&P 500に占める比率が高くなっています。S&P 500の水準は、IT企業によって引き上げられています。

しかし、実体経済と密接に関係した企業の株価が回復するには、まだまだ時間がかかると思われます。

私はコロナショックが発生した初期の段階で、テキサス・ロードハウス(NASDAQ:TXRH)、ハスブロ(NASDAQ:HAS)、スケッチャーズ(NYSE:SKX)の3つを購入しました。

私は、今後株式市場は大きく変動すると予想しています。

そして、これらの企業は、過去最高の状態に戻るまでにはある程度の時間がかかるでしょう。

しかし、長期的には株価は上昇していくと考えています。

1.テキサス・ロードハウス

テキサス・ロードハウスは、他のレストランと同じように大きなダメージを受けました。

米国国勢調査局によると、飲食店の売上高は、2019年と比較して4月に前年比53%、5月に前年比39%減少しました。

この急激な落ち込みを考えると、テキサス・ロードハウスが今後発表する第2四半期決算は、期待できないものと思われます。

テキサス・ロードハウスは、他の飲食店よりも回復が早いと思われます。同社の4月既存店売上高は、前年比約47%減少しました。

ひどい業績ですが、国勢調査局の平均値ほど悪くはありません。

同社はまた、アメリカの郊外部に焦点を合わせることで、長年にわたり安定した成長を続けてきました。

その戦略は、結果としてパンデミックへの対応として非常に有効でした。

郊外部は、都市部に比べてウイルスによる影響が少なかったのです。

したがって、テキサス・ロードハウスは、郊外店舗の営業を続けることができました。

しかし、その営業は「テイクアウト」に限定されました。

しかし、同社の強みは、コロナショックが発生した時点で有利子負債がゼロだったということです。

同社は、コミットメントラインから1億9,000万ドルを引き出しました。

そして、第1四半期末を2億3,100万ドルの現金残高で終了し、4月にはそのうち3,000万ドルを使用しました。

こんなに潤沢な流動性を誇るレストランチェーンは他にありません。

事態がさらに悪化する可能性はありますが、テキサス・ロードハウスは生き残ることができるでしょう。

なお、株価は、2020年2月下旬の高値から29%下落したままです。

2.ハスブロ

ハスブロは、3月に大きく株価が下落しました。

そして、年初の株価水準にまだ戻っていません。

2020年の株価は年初から32%も下落しています。

モノポリーやトランスフォーマーなどのブランドやウォルト・ディズニーの豊富なおもちゃのラインナップを有する玩具メーカーであるハスブロは、コロナ流行前にはプレミアム価格で取引されていました。そして、eOneを45億ドルで買収しました。

子供たちも親と同じように家で過ごすことを強制されているため、ハスブロのビジネスは比較的順調です。同社のエンターテインメントは、ロックダウンの間に持てあましていた余暇を埋めました。

eOne経由の新しいテレビ番組も、2020年末までにデビューを開始する予定です。

さらに、ハスブロは配当支払い続けており、現在は年間3.6%の配当利回りとなっています。

ハスブロはフォワードガイダンスを提供しておらず、第2四半期決算は悪化する可能性があります。

しかし、玩具やテレビコンテンツの需要は依然として強いため、今後徐々に回復していくものと思われます。

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3.スケッチャーズ

多くの人はまだスケッチャーズを風変わりで安価な新興の靴ブランドと考えています。しかし、同社は近年、グローバルなイメージを高めています。

スケッチャーズの規模はナイキほど大きくありません。小売パートナーへの依存度が高いスケッチャーズは、ナイキのようにオンライン販売が進んでいるわけではありません。しかし、同社はクールなイメージで一定の地位を獲得しています。

経営陣は、第1四半期決算の発表時に、eコマースの売上高が前年比250%増加したことを明らかにしました。

その売上高は、2019年の総売上高のわずか10%にすぎませんが、デジタル分野に進出できたというのは大きな進歩といえます。

しかし、スケッチャーズの魅力はバランスシートにあります。

3月にコミットメントラインを利用して資金調達を行い、現金は12億9,900万ドル、負債は7億ドル、正味現金残高は5億9,000万ドルになりました。

スケッチャーズは、感染の拡大を阻止するためのロックダウンの期間を耐え抜くのに十分な現金を保有しています。

この記事の執筆時点で、株価は年初から28%下落しています。

同社の株価は、テキサス・ロードハウスやハスブロと同様に、今後も非常に不安定な動きが予想されます。

しかし、これら3社の将来は、長期的にみて有望だとみています。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。アマゾンの子会社ホールフーズ・マーケットのCEOであるJohn Mackeyは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。マイクロソフトの子会社LinkedInの従業員であるTeresa Kerstenは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Nicholas Rossolilloは、ハズブロ株、スケッチャーズ株、マイクロソフト株、テキサス・ロードハウス株、ウォルト・ディズニー株を保有しています。モトリーフール米国本社は、ハズブロ株、スケッチャーズ株、マイクロソフト株、テキサス・ロードハウス株、ウォルト・ディズニー株、ナイキ株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、以下のオプションを推奨しています(アマゾン株の2020年1月の1940ドルのショート・コール、アマゾン株の2022年1月の1920ドルのロング・コール、ウォルト・ディズニー株の2021年1月の60ドルのロング・コール、ウォルト・ディズニー株の2020年6月の115ドルのショート・コール、マイクロソフト株の2021年1月の85ドルのロング・コール、マイクロソフト株の2021年1月の115ドルのロング・コール)。

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