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政治的出来事やマーケット予測を深刻に受け止めるのはもうやめよう

出典:Getty Images

ここ数年、投資家たちにとって驚くべき出来事がたくさん起こりました。政治でいえば、トランプが選挙で勝利したことや、英国のEU離脱は世界中で予想されていなかった2大イベントでしょう。最近の北朝鮮問題や米中貿易戦争も記憶に新しいです。政治的出来事は総じて株式マーケットにマイナスの影響を与えることが多かったのですが、いずれも一時的であったように見受けられます。

これらの例は、将来を予想することがいかに難しいかを示しています。これは、選挙やGDP成長率などの近い将来の出来事だけでなく、企業の業績予想にも当てはまります。株式アナリストは個別企業の業績を予想しますが、これらが正確に当たることはまれだといってよいでしょう。なので、政治イベントにせよ、個別企業業績にせよ、予想を真に受けるのはやめた方がいいかもしれません。 結局のところ、広範囲の変数を正確かつ一貫して予測することは、ほぼ不可能に近いのです。

マーケットの暴落は長期投資家へのチャンスであることが多いですが、個別企業の長期的な業績への影響を見極めてから投資しましょう。

もちろん予想が外れ、株価が過剰反応したときは、投資家たちにチャンスをもたらすことになります。選挙やGDPの数値などのサプライズがあると、割安で株を買えるチャンスにもなりえます。

サプライズが起こったとき、投資家はしばしば欲深くなり、また臆病にもなります。これが過剰反応を生み出すのです。長期投資家は、大まかな長期トレンドを念頭に置いているので、こういった過剰反応を避けやすくなります。

たとえば四半期業績が市場予想を下回って、株価が暴落したとき、長期的投資家はこれを購入のチャンスと見ることがあります。長期的に競争力を向上させている経営陣のいる企業は、短期的な業績悪化を乗り越え、成長軌道に戻す確率が高いといえるからです。ただ、マクロ経済ショックにより将来利益の鈍化が現実のものとなるのであれば、株価がさらに下落するリスクがあることも頭に入れておいた方がいいでしょう。

急速な成長率を示し市場で注目されている企業も、経済ショック等でマーケットが暴落するときは、予想通りの高い成長率を維持できず、売り込まれるリスクがあります。このように、マーケットを逆手に取ろうとしても、一度ポジションを作るとマーケットの影響を受けざるを得なくなるケースが多々あることを理解しておきましょう。それでも長期的には成長軌道に戻るという確信があるのであれば投資に値すると考えてよいでしょう。

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