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ステップ2:楽しみながらお金を稼ごう

突然ですが、なぜ真剣に投資に携わる我々の社名に「モトリーフール(宮廷の道化師)」という言葉が入っているのかと疑問に思いませんでしたか?我々は、投資に携わるビジネスとしてそれらしい社名をつけることもできました、しかし、代わりに、我々はあえて「モトリーフール(宮廷の道化師)」という名前をつけたのです。

ではなぜ我々の社名がこのような名前なのか。これはシェイクスピアの「お気に召すまま」のワンシーンから取っています。劇中で宮廷お抱えの道化師が首を刎ねられることなく王に真実を告げることができたように、道化師というものは決して恐れることなく社会の常識に疑問を投げかけ、意見することができる存在なのです。その社会の常識がたとえ金融業界の常識であっても、です。

1993年、私たちはなぜ誰も金融業界のもっともらしい売り文句に何の疑問も抱かないのが不思議に思っていました。この古びた慣習から脱却するために、我々は愚者の投げかける、素朴な質問に答える株式新聞(のちにオンライン上でも読めるようになりました)を発行し始めました。

我々の目標は、読者が楽しみながら投資を学び、ひいては人生を豊かにすることにあります。ここに我が社の目指すところのミッションをまとめさせていただきます。「賢く、楽しみながらお金を稼ごう!」

賢くあるために

多くの人はキチンとした金融や投資の教育を受けたことがないと思います。ファイナンシャルアドバイザーや証券会社のセールスマンに相談したところで、彼らは「私にお任せください」と言うばかり。しかし、これではあなたは金融知識を一向に得ることができません。それはただ汗水垂らして得たお金を、高い手数料を払って彼らに信託していることにほかありません。彼らファイナンシャルプランナーは複雑なデリバティブ(金融派生商品)や聞いたこともないようなファンドに投資するように指示してきます。

こんなことは馬鹿げている、と我々は思っています。結局残念なことに、あなたの利益に最大の関心を持っているのはただ一人しかいません。そう、あなた自身です。我々の仕事は、あなたが投資を行う際に、キチンとした知識と自信を持って、自ら決断を下せるようになるための資産管理の方法を教えることです。得たお金の使い道は自由です。貯金するもよし、使うもよし、さらに投資に回すもよしです。(一番望ましいのは 再投資することですが。)

お金を稼ぐ

13のステップという一連の記事を通して、我々は投資の初心者にもベテラン投資家にも役立つような投資方法を提案していきたいと考えています。そこではさまざまなシチュエーションを想定しています。つまり、住宅ローンの返済、正しい投資戦略、そして陥りやすい投資の落とし穴についてもカバーしています。

投資・お金は大事ですが、身構えることはありません。楽しみながら学ぶことで、ストレスをかかえることなく、長期投資を続けることができるのです。

楽しもう

長期投資においては、1990年代初めのバブル崩壊や2007年のリーマンショック時のように、大損を出すこともあります。日々の株価でも銘柄によっては10%、いや20%下がることもあります。投資の世界では失敗は避けられません。損を出しているときは精神的にきついものですが、そこでやめてしまうと長期的な世界経済の成長や複利効果の恩恵を受けることはできません。プロ野球の世界でも打率3割は好成績ですが、逆に言えば7割方失敗している訳です。失敗に固執すれば、続けられません。それでも続け、学び続けることでプロとして成績を残しているのです。

長期投資を続けるためには、損を出しているときでも、学び、楽しんでいく態度が大事だと当社は考えます。そうすることで、資産を増やすだけでなく、投資知識を得て、企業や経済の息吹を感じつつ、精神的な強さを育むという経験することもできるのです。愚者、道化として、権威のあるエコノミストの意見や市場の流行に流されず、素朴な好奇心を持ちながら、学び楽しみつつ、長期的な資産形成を目指すのです。

当社の社名のルーツであるシェークスピアの言葉でこの記事を閉じます。

“Better a witty fool, than a foolish wit.”

愚かな知恵者になるよりも、利口な馬鹿者になれ。

この言葉の一つの解釈としては、頭のいいふりをしているだけで実際は大したことのない人間になるより、自分の判断に誤りがありうることを謙虚に認める人間の方が実際は賢い、ということです。投資の世界では、判断に誤りはつきものです。要はそれを認め学ぶのか、あるいは運が悪かった、自分は正しいと突っ張るのかで、次に繋げるかどうかの成否が決められるわけです。そのためには肩に力を入れて身構えるよりも、楽しみながら学ぶ態度が肝要だといえるでしょう